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「そうだ。それに失敗しなかった『完璧』がお前達神の姿だ。だからこそ、俺は堕落してよかったと思う」
「良かっただと?」
「お
当然、戦いは全て振り付け――――
武器
クラスの連中の技術を総動員した、映画もかくやと思われる程の魔法技術の粋である。――ように、感じられる。
俺以外の者にとっては、テンションの上がる出来栄えなのかもしれないが――
「……っ……」
俺にしてみれば、
ギリートに向かい合う。
何がきっかけになって発作が起こるか
ふとした次の
発作そのものよりも、「また発作が起こるかもしれない」と考える心、連動し固まる体こそが最大の障害となり、俺の道の前に立ちはだかっていた。
「俺は俺の道を
――いや。
この道は、
〝
もう、道ですらない。
「この道の果てに、ずっと俺の希望はあり続けているのだ!」
突っ込む。
受けてギリートが剣を切り返し、合わせた剣を大きく上下に動かして、次は俺が奴の剣を避ける。
右からの一撃、足元の
数歩離れ剣を
それを避け、床に近づいたタイミングでギリートが俺の剣を踏みつける。
ギリートと目線を交わす。
奴の目はゼタンに染まり切っていて、俺の中のクローネだけを見つめている。ように見える。
「…………っ、」
ナイセストとも、こうして
あの時感じた殺気は、ギリートの目には感じられない。
当然だ。どれだけ真に迫ろうと、これはあくまで
本気で命を
きっと、これからも時は経ち続ける。
三ヶ月、半年、一年、十年と、時は過ぎ続ける。
〝選べ。
「……っぁ、」
俺は、どうなる?
「ああぁぁっ――!!」
「!」
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