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……ナタリーが言葉を切り、ピクリと目を
俺以外にもこんな表情を見せるのか、こいつ。
「……おやおや、一体誰かと思えば他クラスの部外者じゃありませんか。まさか卒業も目前に
「相変わらず
「よくもまあ自分のことをそうやって……」
「や、僕のこと話してたみたいだったから、つい……違ったかな?」
教室に入ってきたのは、純白のローブを
まさに
こいつこそ、
ディノバーツ、アルテアス、ティアルバーに並ぶ、
「自分だけが英雄のような言い方ですねぇ??
「? 僕が英雄であることには変わりなくない?」
「
「おはよう。体はもういいの?」
「あ、ああ……日常生活には
「よかった。
「……
「ナタリー
「こ、言葉も
「アルテアスさんも、みんなも。おはよう」
「おはよー!!! すきー!!!」
「シータ左っ! あたしは右っ」
「!? ちょ、なんで私が――――ああもう面倒なっ、サカってんじゃないわよデコっぱち!」
「お、おはよ……ていうか。どうしてイグニトリオ君がここに?」
「あれ、アルテアスさん聞いてないの? ディノバーツ先生っていつも
「……だからアンタはその
自然な笑顔で毒を吐くギリートを
声の主は今まさに教室へ入ってくるところで、
「ロ――ロハザー!?」
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