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「大丈夫だ。こんな体調になる理由は
「あ、ぅ、ど……どういたしまして」
「ちょっとぉっ。私にはお礼なんて言ったことあったかしらー?」
「はン、
「はいそこダマんなさいエリダッ!! ほんっと相変わらずカラんでくるのね、私のこと大好きか!」
「ふふーんだ、まァ前より絡みやすくはなったのかもネ~? なんせあたし? 今回の試験? あなたより?
「ウッッッッザ!!!! なにさたった二位
「七十二点差を誤差とは言わないでしょ情けない」
ハスキーボイスがボソリと場を
マリスタはギロリと顔を
「まったく
「エ、エリダがそれ言う……?」
「あいつと比べたらマシよ、マシ」
「アマセ君」
エリダの横にいた、ミディアムヘアの黒髪の少女――リア・テイルハートが俺の名を呼び、
「本当に、ただの疲労? 冬休み明けから、ずっとそう言ってるけど」
「……ああ。リコリス先生にも何度も
「気にしないでと言われてもねぇ……実技試験前と比べて、明らかに弱ってるんだもの。ひとりの友達として、心配するなって方が無理な相談なんじゃない?」
「お、システィーナじゃん、ハヨー」
エリダがひらひらと手を振る。
腰まで届く髪と、ベージュローブの上からでも分かる
「ん、おはよ。アマセ君もっ」
「ああ」
「なあに、友達っていうのは早過ぎた?」
「……ご自由に」
「友達、ねぇ。そういやアマセって、
「特に意識したことが無い」
「少なくとも知り合いは、増えたと思う。アマセ君、この間リフィリィとも話してたし」
「んー?
「食い終わってから
口をもごもごとさせながら、口元に
こいつ、やけに静かだと思ってたら
そんなことを考えている間にも、口に
じゃなくて。
……いかんな。
体から緊張感が抜けている。
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