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「
「まーた
「というかケイミー。お前こそ、仕事の途中だったんじゃないのか?」
「! いっけないそうだった! このあと
「俺のグループは昼からの集まりだから問題なし」
「むぅっ!」
「なんで怒るんだよ……まあいいや。どうせ教室ついてもヒマだし、ちょっと手伝ってやるよ」
「そうこなくっちゃ!」
「……俺は行かないぞ」
「ハハ、成り行きで手伝わせたりしないから安心しろって。そんじゃ、俺はちょっくらケイミーを手伝いに行くから、またな」
「じゃあね、アマセ君!」
元気なケイミーに引っ張られるようにして、アトロが去っていく。
朝から元気な連中だ。
それにしても、学祭実行委員とは。
クラスでの出し物もある
エントランスほどではないが、ここも朝からこれまでとは違う賑わいを見せ始めている。
「ケイおはよー!!!」
……頭に響く。
だがこれもまた、いつものこと。
出入口から見て上り坂の構造に机が配置されているプレジアの教室。
その一番奥で人目も
応えず、頭の痛い素振りなどを存分に見せつけながらゆっくりと歩き、俺は少女の――――マリスタ・アルテアスの、通路を
「おはよ、ケイ! 今日の体調はどーよっ?」
「…………テンション高いな。また一段と」
目線を
そんなぴかぴかの笑顔をこっちに向けるな。
「だってぇ、今日から授業がゴッソリなくなるじゃん?
「そうか」
「ぬ。あーゴメンゴメン、相変わらず一位だった人に比べたらそりゃあ? 大してスゴくもないお話でしょうけどォ?」
「二百二十位は
「
「そ、そのへんにしとこうねマリスタ……アマセ君死にそうだよ」
か細く頼りない声。
しかし、今の俺にはちょうど心地よく聞こえる声量。
桃色の髪の
「アマセ君、本当に大丈夫なの? い、
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