同心――――このこころはかりものだから
「くブ、ぅッ――!!」
ナイセストも
最後の二振りの
最強の
「ゥッ――――ォォォォオオオオアアアアッ!!!!!」
「ッ!!! ア……!!!」
左の
鍔迫りを破ったナイセストの一撃が、俺の胸を
力任せに吹き飛ばされたお
着地。
ナイセストが野太く
胸元を押さえる。
血が――――血が、止まらない。
「ッッ!!!!!、――――――」
焼けるような
命そのものが抜けてしまう感覚。
鮮明になってくる痛み。
――――体に、力が入らなくなった。
その視界から、立ち直るのはもはや不可能であると見た。
ナイセストは――
――ナイセストも同様。
仰け反った姿勢のままゆっくりと体を地に
――この辺にしておこう。
吐血もした。
これ以上は体がもたない。
俺の目的は
意識ににじり寄る闇を感じ、目を閉じていくに任せる。
戦果は上々。
俺はこれで、あのいけ好かない魔女に――――
「
――――ああ。
なんて、重たい。
叫ぶ。
前方の地を
体が、ゆっくりと前へ――目を見開いたナイセストへ、進んでいく。
――右手にある、折れかけの氷剣を握り
俺はあの一瞬、確かに勝負を
敗北は
だから、これは
この一撃は、
『いけ――――ッ!!! ケイ・アマセ――――――ッッ!!!!』
ナイセストが、俺でない何かに目を見開く。
ケイ・アマセはやたら
「あああああああああ――――――――ッッッ!!!!!!」
――――――ナイセスト・ティアルバーの左肩に、
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