逆転――――勝敗は決す
「…………そん、な」
「そうか。
「!!!!」
「
ナイセストが顔を
小さく小さく、顔を
そして、
まるで
「
「――――――――」
それは圭だけでなく、この魔法にすべてを
「
ナイセストが闇の
圭はゆっくりとそれを目で追い――――やがて、視線さえ
パールゥの悲痛な叫びが、会場に
◆ ◆
……その光景を、僕はどこかで見たことがあった。
〝終わりだよ、能無しの『
いいや。
どこかで見たことがある、なんて
だってあの姿は、
〝…………カメハメハ〟
僕が奴に
あの、さも負けを認めたような姿から、奴は――――僕のちっぽけなプライドを粉々にするのに十分すぎる、とんでもない一撃をくれやがったんだ。
「……っ……!!!」
だから、今度も、きっと。
そうだろう?
◆ ◆
「
「……え?」
「……ナタリー。今度は何なの?」
「馬鹿々々しいと言ったのです。アレの
「さ――
「
「その他
「そ……そんなのっ、分かるわけ無」
「
〝逃げろだと? 諦めろだと?〟
「アレは、この
〝もう十分逃げた。十分諦めた。誰が俺を止められるものか。止まってなんてやるもんかよ〟
「アレはいつもいつもいけ好かない
〝だから俺は二度と逃げない。二度と
「アレは止まらない。絶対に、
「……………………」
(…………私の
「さあ――――さっさと終わらせて下さい、ケイさん。この茶番を」
(――――アマセ君のことを、心から信じている人みたいよ?)
「
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