背水――――最上級魔法、ふたたび
「え……」
「な、なんか言いました先生?」
「どうしてそこまでして……ソレを使ったとき
「……先生、まさか。アマセの奴、まだ……何かやろうとしてるんですか?」
エリダの声が興奮を
パールゥが真っ青になった顔から手を外しエリダを、シャノリアを見る。
自然、全員がスペースへと視線を移した。
圭は
ナイセストはそれを、剣を片手にただ見下ろしている。
少女たちはスペースとシャノリアの間とで視線をさ迷わせ、
「合っていますよ、それで」
背後から聞こえた
「……コーミレイさん」
「流石ディノバーツ先生、彼のこととなるとよく覚えていらっしゃいますね。…………あの
「……!……見間違いであって欲しかった。でも、やっぱりそうなのねコーミレイさん。ケイは――」
二人の会話を理解できず、目を白黒させている少女たちの前で。
「……
◆ ◆
圭は
ナイセスト・ティアルバーがどういうわけか自分との戦いを
しかし、ナイセストはたっぷりと時間をかけ、圭が自ら立ち上がるのを待った。
結果、闇の
(……そう。だから今回も、奴はすぐに仕掛けてはこない――――そして
ナイセストが歩み寄ってくる音。
圭は顔を伏せたまま口元を
ナイセストの目は圭の予想通り
理由には
(そうだ。歩み寄ってこい……俺の
スペースには
床に散る
それらには、圭のこれまでの
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