威風――――神出鬼没の障壁
ナイセストが迫ってくる。
応じ放った
それに向け俺は――
闇を
「ッ!」
当然。
しかし奴は弾丸を見る事無く――――左手で打ち
「!」
「――やっと見えてきた」
――ナイセストは体を
「!!」
「少し
「――
ナイセストが眼前。
その手が俺の首へと伸び、
「!また障壁っ」
大きく
「っ!」
反撃にと奴が振り上げようとした足を――――
「ッ、馬鹿の一つ覚えのように――――」
「その馬鹿に踊らされてるのはお前だ――――そら。
「貴様……!」
笑み。
ナイセストが動く。
障壁で遮る。
一撃を打ち込む。
ナイセストが動く。
障壁で遮る。
一撃を撃ち込む――――!
◆ ◆
「あ、アマセ君押してるっ……!?」
「ちょ……ねえねえコレって、あのアマセ君の新技で思ったより一方的じゃないコレ!?!? ヤバ、このまま押し切っちゃうかもよ!?」
「う、うん。アマセ君の魔術、弾丸の方は攻略されかけてたみたいだったけど……
「すごい……どんどん当ててる。
「すごーい!!!! いいぞアマセーーー!!」
「というかあの小さい障壁って、
「シータあんたはまた!!」
「それとさ………………あの。私の見間違いだったらいいんだけど」
シータが目を細めてスペースを見下ろしながら、
「…………攻めてんのはアマセ君だけどさ。アマセ君、押されてない?」
『!!?』
「……シータもそう思う?」
シータが顔を引きつらせて彼女を見る。
「……私、戦いを見る目とか自信あるわけじゃないのだけど。やっぱそうなの?」
「ど――どこよ。あんたたち、どこ見てそんな見当外れなこと」
「倒れない」
「言って……パールゥ? 今なんて言った?」
「あれだけくらってるのに……ティアルバー君は、どうして倒れないの?」
「……え?」
エリダがスペースに視線を戻す。
中では
「………………、」
「……もう、二分くらいかな。アマセ君、一度も手を休めてない。攻撃はほとんど当たってる。なのに」
リアが声を
エリダが息を
「………………効いてないのか? 攻撃が……!」
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