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眼前に現れたのは――――これまで見てきた、どの演習スペースよりも広大な、
第二十二
彼は目の前に
魔石から、
それは天井付近で光
地面を熱し
そして
オーロラのように
――クリクターが、もう一つの魔石に手を
プレジアが
「!?」
クリクターは一層強く魔力を込め、
「
巨大な
スペースを
「観覧席……」
「プレジアが世界に
プレジア
彼は、にこりと笑った。
「観覧の場くらい、提供しなくてはね――後ろのみなさんに」
背後が光る。
見ると、
「アマセ君っ……!」
「アマセ君。本当に気を付けてね」
「最後まで見てるからねっ、アマセ……!」
「がんばれーっ!」
「頑張って」
「い――一応、応援してるわよ」
「――――」
――口を開きかけた、自分がいた。
人が散っていく。
魔法陣から次々と出てくる観覧者達。
彼らは散り散りに、あるいはひと
急がなければ。いつものように、無視していけばいい。
……でも。
「…………
『――――!!?』
――随分な驚き
言わなければよかっただろうか。
いや、
これ以上は現実逃避だ。
少女らを置いて、スペースへ視線を戻す。
クリクターはまだそこに
「君がここへ来た時のことを思い出します」
「え?」
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