6
シータが野太く
次ぐように
投げられ空を飛ぶヴィエルナが
小さく構えた拳がナイセストの
「ふ――防がれたっ!」
エリダの叫びと同時に
「ぅ――――ぐ――!!」
闇が
――ヴィエルナは首元に手をやり、ローブのゴムボタンを外すと。
それを、
「えっ――なんで服
システィーナが言葉に
ローブを脱いだヴィエルナは、足が
(……いや、あいつは意味も無くあんなことをしない。だとしたら――)
圭がスペースへと目を
闇がヴィエルナに激突したのと、
ヴィエルナが
『ああああああァ!!!?!?』
会場が
目を見開いたナイセストの
(ヴィエルナ……お前は本当に……!!)
「うお――
「布で弾くように相手を攻撃するとかいうあれか――マニアックなものを……!」
トルトが目を丸くし、ペトラが笑う。
ヴィエルナがローブを回転させ――布の
(見事だな。だが遅い)
ナイセストが
それが、
「ッ!!」
ヴィエルナが槍を持つ手を振る。
槍は
「チッ――!?」
「っ!!」
引っ張られ、ナイセストが
ヴィエルナがゆらりと親指を上に
小さく振り下ろした拳が、ナイセストの胸にめり込んだ。
「入っ――――」
「――――っったぁッ!!!」
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