第21話 それはずっと怖いことだった。
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そう認識できる程度には、まだ余裕がある。
「〝
「!――――」
「〝今
彼の
消えた。
「
唱える。
振り返りながら着地、ロハザーの位置を
――ロハザーは既に、
上空へ
「ン゛、ぐォ……ッ!!、?」
落ちる。
肩を上から襲った蹴り。
……どうしても何も無い。
立ち上がりながら、追撃を
ロハザーは止まっていた。
あの
しかしそれにしても――
「……思ったより速いんだな。それが
「そうだ。今日の相手はテメェで最後だからな――出し
「それがいいだろう。お前には前の試合の
「だったらナンだよ。逃げ続ければ
「馬鹿言え。俺とお前の実力差の中で何分逃げ回れと言う」
「…………その通りだッ!」
当然の判断だ……さて。
奴のスピードには追いつけない。
それに、まだ確かめるべきことは
ロハザーが
「――
奴が移動してくる場所に
「
――
「!! チ――」
「――どうやら
――つくづく、この
「ッ……」
――ロハザーが、小さく
彼の体を
その右手、
「…………試してみる価値はあるな」
奴は、あの右手で俺の
とすれば、あの揺らぎは。
「
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