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「たぁっ!!!」
「!――!!?」
「ぐぅ、おっ――」
「くぅ、
紫電。
「そこだァッ!!!」
「ご、うがッ……!!?」
紫の
(こいつ――
「が、ごほっ……はっ!!! ネタが分かったから何だってんだ!」
「アンタをちゃんとブン
「やってみろ、百倍にして返してやるッッ!!!」
「ぬかせっ、威力は私の方が上よッッ!!!」
ロハザーの数発。
マリスタがそれを
持ち直したロハザーが
「ぐあッッ!!?」
拳。
「くぅううっ!!?」
拳、拳、拳。
「ま――マリスタっ!?あああああなにをそんな、顔の形がボコボコに変わってしまいますよっ!!?」
「はは――大したもんじゃないの、あいつっ!」
「パンチパンチぱんちィ!!!」
「あいたっ!? ちょ、パフィラあんたね、当たってるからね!!」
「そこっ!」
「ま、マリスタ……!」
「い、生きて帰ってきてよっ……!?」
少女たちのどよめきなど、スペースの戦士たちには届かない。
(もう頭真っ白っ……でもなんか、)
届く必要など、
(――止めらんないッッ!!)
拳と拳が激突し、発生した衝撃波が二人を吹き飛ばした。
「ぐっ……ごほ、ぉ……!!!」
「はぁ、ハァ、は……ぁ……っ!!」
(――トドメだ。とどめをささねェと、この野郎……魔力にあかせてどこまでも食らいついてきやがる!!)
鎧が
限界は近い。
ならば。
「死ぬなよッ!
「!?」
「アアァァァァッ――――!!!」
ロハザーの体内に収まり切れなかった魔力が、
(この感じ――――まさかっ、
「〝
マリスタは。
「――――――――」
笑った。
「――――〝
「――――!!」
マリスタから、光の柱のように魔力があふれ出る。
「〝
(――――――こいつッ!!!!)
ロハザーが笑う。
笑いあう二人の体に、最大限の魔力が
会場がにわかに
二人が発する尋常ならざる魔力。その魔法。
スペースを覆う魔法障壁が、その激突による余波を全て防いでくれるとは限らない――――!
「……〝今その
「〝
第二十四層が、揺れた。
「
「
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