6
「――そういうワケでッ!!」
マリスタがロハザーに伸ばした手を握り、何かを放つように開くと――それに
「……――」
ロハザーは、どこか応じるように――その一発の弾丸を、眼前に振りかぶった
しかし彼は
マリスタは気付かず続ける。
「やるわね!――もう一分あるかも分かんない。いつまでも
「――――――、――――――、」
「こないなら私から――いくよっ!!」
マリスタが水の
しかしロハザーは、高速で迫るその一撃を――――
「!!」
マリスタが目を見開き、次いで
ロハザーは、うっすらと
「〝――――
(!!?
それに気付いた時は、もう遅かった。
「
――
「げ――――ほッ…………!?」
「な……なんなの、それ……!!?」
まるで
紫の
「っっっっ!!!!!ぁ――――」
ロハザーの
吹き飛び、壁に激突し倒れかけた体を、マリスタは必死で壁に
「っ!?もう――」
視界の切れ目、真横。まったく予期しなかった方向から飛んできたロハザーの
マリスタはスペースを
「かァ――――アァッ!!?」
更に紫電、そして追撃。
ロハザーの拳による強烈な一撃を腹部に受け、マリスタは再び障壁に激突した。
(どういう、ことっ……こいつ、いきなりメチャクチャ速く――――!?)
紫電。
「ッ――っつあッ!!!」
(止まったっ!?
それをロハザーは、
「ッ!!? ウソでしょ何そr――」
目を見開き、発生させた
障壁がヒビ割れる。
(!!?今度は何っ、)
マリスタはとっさにスペースの
「な――――」
――もとより、離脱など叶うはずも無い。
それは決して、人の身にはたどり着けない
壁を足場に跳躍したマリスタの上をあっさり
少女は床を
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