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「ッ!?!――――ぁッ!」
空気から感電したマリスタが
(ウッソあいつ、今魔波に電気をまとわせて――そんなのアリなワケ!?)
「ッ――ぐ、ァ」
「!」
――――ロハザーが
(!!――そっか今の、私もやったことある
「ふざけンなッて言ってンだろうがッッ!!!!」
「ゥうううううううううっっ!!?!!」
マリスタの体を、もう何度目とも知れない雷撃が
しかし。
(――――目にもの見なさいっ、バカロハザーッ!!!)
水の棍棒が、より色濃く発光する。
「!!!? バ――――」
――――
水と
(
「ぐあぁぁああっっ!!?!」
「うぅぐぅうううっ!!!」
水で
「――――なんでなんだよッ!!」
「!?」
ロハザーが濡れた床を打つ。
小さな水の弾ける音が、マリスタにはやけに大きく聞こえた。
「どうしてテメーは俺に
「――え」
――マリスタにしてみれば、それは衝撃の言葉だった。
そんな相手と
しかし、
「いいよな
「……大貴族、」
「弱小だろうと、どれだけ馬鹿にされようと俺だって――
感情に
マリスタは
「………………」
「アルテアス」はそうしなければならないと、感じたから。
「その積み上げを
「ゴチャゴチャうっさい。
そして何より――「マリスタ」はそれに、腹を立てなければならないと感じたから。
「だッ――誰が臆病だとザコがコラァッ!!」
「
「テメェにゃ
「違う」
「は?」
「私は、あんたと
「何言って――――――何やってんだ。おい」
――マリスタが、
ロハザーがその意味を
「テメェ――
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