『深海少女』

 水の中でぶくぶく、ぶくぶく、沈んでる


 もがき苦しむ自分が 嫌になって 嫌になって

 いまはただ静かに、 水面を眺めている

 暗闇の中で 私はひとりぼっち


 悲しみという感情は 陸に置いてきた

 喜びという感情は 空に吸い取られた


 カゴメが集まる 魚を攫う

 ああ、いかないで! 


 千切れるくらいに手を伸ばせば 届くだろうか

 冷たい潮に包まれて おぼれていく


 深い深い 海のなか

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