第4話 ほとぼりがさめる
昨今、世間では様々な事件や騒動が起きている。
と、硬い文章から始めてみたが、内容的には全く硬くはない。
むしろ軟らかいかもしれない。
「ほとぼりがさめる」という言葉がよく使われるが、そもそも「ほとぼり」とは、情緒ある言葉なのである。
高ぶった気持ちの名残りであったり、「世間の関心がさめるさま」であったりが、フューチャーされがちだが、調べてみると実に面白い。
「さめきらずに残っている熱」「余熱」
で、「熱り」
なんだかとてもオシャレである。
goo辞書によると「かまどにほとぼりが残る」という例文があった。
なんだかとても雰囲気がある。
「ほとぼりがさめることって無いよね」という会話をしていた際に、「そもそもほとぼりの本来の意味とは」という話に発展し、今に至る。
この会話の流れから見れば、どの意味合いも合っているといえば合っているのだろう。
だが、悪い意味合いに使われることが多く、良い意味が隠れてしまっていることが勿体ない気がしてきた。
きっとそんな日本語や言葉は沢山あるのだろう。
そんな言葉たちを見つけていきたい。
また一つ、疑問が広がった。
もしあなたが、かまどに残る火を見つけたらぜひ使ってほしい。
「ほとぼりが残っているね」と。
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