第3話 だんなデス・ノート


私は本屋が好きだ。

本屋は私にとってオアシスである。


そんなオアシスで、たまに猟奇的なタイトルのものを見かける。

今回は「だんなデス・ノート」だ。

惹かれた。正直、とてつもなく興味を惹かれた。

そして、つい手に取る自分がいた。


「いつ死ぬの?」

本を閉じた。


ついつい本屋でニヤけてしまうのも無理はない。

完全にデス・ノートであった。

世の女性たちは、旦那に対してこうも感じているのかと思うと、その情景を思い浮かべてしまい、つい笑ってしまった。


ドンマイすぎる、旦那たち。


不幸中の幸いなのか、自分はまだ独身であり、今のところこのデス・ノートに乗ることはないだろう。

だが、いつの日か、「death note」に自分も書かれる日が来るのだろうか。

はたまた「life(birth) note」に書いてもらえるのか。


死神ノートだったら、天使ノートになるのか?


こうやって書いていると、単語の意味を調べるようになる。

そしてどんどん派生して疑問が沸いてくる。

答えにたどり着いても、そこからまた疑問が生まれてくる。


物事を学ぶ、知るって面白い。

このことに気が付いたのは、いつ頃だっただろうか。

子どもの頃に、もっと味わっておきたかった。


なぜ今なのだろう。

また疑問が増えた。

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