第2話 BGMは「天使にラブソングを」


次の予定まで1時間ほど空き、小腹がすいた。

「さてどうしよう」

気分は「孤独のグルメ」状態である。


繁華街をウロウロしていると、気軽に入れそうなカフェバーを発見。

生ビールとチーズ盛を注文。

そう、1人飲みである。


何かを終えた後のビールは格別である。

一口目の美味さったらもう。

そしてまだ明るい時間帯のビールは、なぜこんなにも美味いのか。


外は少しばかり暑く、開放的な店内。

ビールを飲むには、最高のシチュエーションだった。

チーズはワインとセットが定番だが、個人的にはビールとも合うと思っている。


「ああ、うまいなあ」と、思っているとBGMが耳に入ってきた。

「天使にラブソングを」のサントラだった。

懐かしい。

なんてナイス選曲だろうか。実にグッジョブすぎる店員さんである。

中学生の頃どハマりし、今でも大好きな映画の一つだ。

そして自転車をこいでTSUTAYAにCDを借りに行くほど、曲中歌も大好きであった。


後ろに来た女性はコーラを、男性はビールを飲んでいる。

女性はこのあと何かあるのだろうか。

はたまたもう飲んできた帰りなのだろうか。

日曜日の昼下がり、たまには軽く1人飲みも悪くない。


そして、帰り道では「天使にラブソングを」を聞こう。

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