第119話 響かない、届かない。

響かない言葉が

僕の心を悩ませる

どうせ届かないのなら

発する意味もないだろうに

どうしようもない口は

無意味な言葉を紡ぎ出し

転がり落ちた残骸が

朽ちていくのをただ見てる


届かない言葉が

僕の頭を苦しめる

意味のない投げ掛けだと

分かっているのにやめられず

どうしようもない耳は

あるはずのないリアクションを

期待しては裏切られ

ただ風の音を聴く


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