第34話 雲間にて
雲の織り成す陰影の
その渦の中にただあって
うねりにも似た空間の
湿度にこの身を漂わせ
虚空へ投げ出した体を
受け止めたのは気まぐれか
きっと砕け散るはずだった
己の存在を持て余し
様々に形を変えていく
その様をつぶさに目にとめて
生きるも死ぬも叶わない
半端な命が流れていく
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます