第27話 夕闇
叩き続ける扉の
重い鍵は閉ざされ
固く握った拳の
表面は血が滲み
求め続ける答えの
欠片さえも掴めず
追い縋るこの瞳の
光を根こそぎ奪って
夕闇に浮かぶ月の
影はゆらゆら揺れて
眠ることない街の
沈む様を見送る
いつもと変わらぬ夜の
始まりに目を伏せて
慎重に吸い込む息の
震えをそっと抑えた
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます