ボランティア活動
6月30日土曜日は、午前中三女の学年行事があり、そちらは夫が、午後1時からは合唱団のボランティア活動があり、私が対応しました。
長女ら高校生は模試でボランティアに出ることが出来ず、中学生も部活の大会などで不在のため、次女以外は小学生のみ。流石にそれでは心許ないと、今回は別の大人の団体も一緒に活動しました。
相変わらず朝起きるに起きられない次女。起こすのに時間がかかりましたが、どうにか背負って練習会場へ行きました。しかし、ロビーの椅子から立ち上がることが出来ず、練習には参加出来ませんでした。
保護者の方々に、
「大丈夫?」
と何度か声をかけていただきましたが、
「この時間は調子悪くて」
と、苦笑いするしかありません。
練習が終わり、老人ホームへ向かいましたが、控え室として宛がわれた一室で、次女はベッドに腰をかけたままなかなか起き上がろうとしませんでした。
「ちょっと無理かも」
長男と三女が本番のため、老人ホーム内のホールへと向かっていきます。
私と次女、そして次男だけが控え室に残りました。
老人ホームの慰問活動は、毎年6月の末に行っているもので、おじいちゃんおばあちゃんたちも毎年楽しみにしている恒例行事です。懐かしい歌、童謡中心に歌います。
ホールからは小学生たちの未だ幼い主旋律が聞こえてきて、そこに大人の合唱団が低いパートを重ねていました。曲目はそれほど多くはないようです。
「途中で混ざっても良いよ」
合唱団の事務局の方に言われ、次女も、
「最後の曲は歌いたい」
と、よろよろ立ち上がり、廊下で待機しました。
ホールでは車椅子に乗った方、ベッドから降りられない方も混じって、楽しく歌を聴いてくださってました。
特に、“夕焼け小焼け”の歌になると、その興奮は絶頂に達して、一緒に歌ってくださる方、手拍子をしてくださる方も出てきます。
「次、最後だよ」
声がかかると、次女はサッとホールに出て、大人の合唱団の方の列に混じりました。そうして、大好きな歌をフラフラしながらもどうにか歌ったのでした。
アンコールに再度“夕焼け小焼け”を歌い、解散となります。
ギリギリでしたが、どうにか参加出来、ホッとしました。
続けて7月1日日曜日は、長女の高校の合唱部が出るイベントへ足を運びました。何を血迷ったか、それまでの部活とは別に、合唱部も兼部してしまった長女。この日は、市内の様々な合唱団体が参加する発表会でした。
やはり午後1時からということもあり、これもまた必死に起こして、連れて行きました。
午後からのイベントであれば、どうにかこうにか連れて行くことは出来るようになってきたなと感じましたが、問題はその次の週末に控えている職場体験。二日間、別の学区の小学校へと行き、朝から夕方まで仕事を体験させて貰うことになっていました。
集合時間を確認したところ、8時20分とのこと。10分ぐらい前には着いていなければならないだろうと、一緒に行く友だちなどとも申し合わせていたようです。
今まで、起こそう起こそうと思っても起きなかったのを、果たして無事起こして連れて行くことが出来るのか、とても心配でした。
7月2日月曜日には体調を崩し、夕方のみの登校。
7月3日火曜日の県立病院の診察では、最近の経過と起きられるようになった時間の報告などを行いました。
「お母さんが休んでから、やっぱり少し効果が出てるみたいだね。職場体験も頑張ってね」
と担当の先生にも言われました。
しかし、その後学校へ連れて行くと、体調悪く給食のみで帰宅することに。
本当に大丈夫なんだろうかと、不安になってゆきます。
7月4日水曜日はまた、忙しい日でした。
午前中、次女を必死に起こすのに費やし、午後からは小学校の授業参観と研修会。
終わって夕方からは中学校の生活部主催の地域懇談会があり、私が生活部長をしていたため、会場準備から司会から、本当にバタバタと過ごしました。
全部終わった頃には20時を過ぎていて、急いで自宅へ戻り、そこから一通りの家事と、次の日の日程確認を行いました。
通院の日でさえ、起こすのは物凄く大変で、どうやって朝から起きて行動するつもりなのか、全く見当が付きません。それでも、受け入れ先の小学校に迷惑をかけるわけにはいきません。とにかく、普段より早く起きて早く連れて行く意外にないのです。
その日は、いつもより早く寝るよう申しつけ、私も早めにベッドに入りました。
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