青春の群像(第3部)
青春の群像(第3部)112 村上さんですね、蘭と申しますと日本語で言うので、中国人ですかと聞くと、いいえ、国籍はシンガポールですと言うので、ぞうぞと席を勧めると、王少佐に山本刑事
青春の群像(第3部)112 村上さんですね、蘭と申しますと日本語で言うので、中国人ですかと聞くと、いいえ、国籍はシンガポールですと言うので、ぞうぞと席を勧めると、王少佐に山本刑事
青春の群像(第3部)112
村上さんですね、蘭と申しますと日本語で言うので、中国人ですかと聞くと、いいえ、国籍はシンガポールですと言うので、ぞうぞと席を勧めると、王少佐に山本刑事に坂上亜子さん、
ですねと言うので、3人がそうですと言うと、真一が小さい声で蘭さんはCIA極東部員だよと話し、ジョージから真一さんを手伝うように言われています、ウラジにシンガポールの財閥、
である、
陳と言う男が部下3人と今日入りました、シンガールでは貿易商社、銀行、クラブ等を経営しています、ウラジでも外国人向けのクラブとカジノを経営しています、その視察と言う、
名目ですが、常盤産業とも取り引きしています、CIAがマークしていますが、ガードが硬く今の所何も掴んでいませんと言つたのです、その陳は何処に宿泊していますかと聞くと、
このホテルの最上階のスイートルームに宿泊していまして、隣の部屋には部下3人が護衛役として張り付いています、私は陳の連れですと言うので、それでは愛人と聞くと、そんなよう、
なもんですと言うので、傍にいる貴方が証拠を見つけられないのですから、よっぽど用心深いのですねと言うと、ええ、重要な人物と会うときには食事の席だけで、後は外に出される、
のですと言ったのです、
今日はと聞くと常葉産業の稲垣と会う約束をしているそうです、場所は陳のクラブですと地図を渡したのです、私と接触すると疑われませんかと聞くと、皆さん方は今の所顔は知られて、
いません、明日全少佐に会えば、皆に顔と身分が知られると思います、陳は郊外の基地でコルチエンコと打ち合わせをしていて、このホテルには誰もいませんから、大丈夫ですと席を立、
ったのです、
亜子がピッキングでもしますかと聞くので、いや、あの蘭はCIA局員ではない陳の手の者だろうと言うと、しかし合言葉を知っていましたがと言うので、正確にはパトリシアさんですか、
と聞くのでカチュウシャですと答えるようになっているんだが、彼女はパトリシアさんを知っていますかと聞いた、ジョージの配下から暗号を聞き出し始末したのだろう、僕が男なのに、
パトリシアさんですかと聞くのはおかしいと思って、
知っていますかに違いないと思ったんだよ、僕がカチュウシャなら知っていますと答えたので、ヤツパリそうだと思って、ワナを話したのさ、迂闊に忍び込めば待ち伏せしていると言う、
わけだ、全が私達の身分と顔をしらないはずがない、日本にいる工作員から情報は行っているはずだ、奴らは繋がっているので、とっくに知っているはずだよと言うと、王がなる程ボス、
は騙されない訳だとビールを飲み干したのです、
さてどうやって引っ掛けるかだな、こういうワナを仕掛ける言う事は、ホテルの金庫に何かが入っているのだな、クラブの金庫にも、何か重要な物があるのだろう、隠し部屋があつても、
不思議ではないな、よしスイートルームをピッキングして、失敗したように見せかけよう、王少佐の部下にホテルの従業員の格好をさせて、私と亜子がピッキングしいてる処に通りかか、
ったので、
慌てて裏階段から逃げたようにしょう、山本刑事はこのフロアーにいて帰ってくるのを監視しているように見せかけて、耳にイヤーホーンをつけて、うろ、うろしていれば、それらしく、
見えるよと言ったのです、王がわかりました私は引き上げる振りをして、部下を送り込みます、後1時間後に決行してくださいと言うと、席を立ったのです、色々歓談して、時間になっ、
たので立ちあがり、
亜子と部屋に戻り、用意をして夫婦に見せかけてエレベータに乗りスイートルームに向い、時間をみてピッキングを開始したのです、カチと音がして鍵が開いた時、従業員がこの部屋に、
何か用ですかと後ろから言うので、慌てて非常階段に走り逃げたのです、物音を聞いてドアが開き男が顔を出すと、この部屋に侵入しょうとした者がいましたが、私が通りかかり声を、
かけたら、
慌てて非常階段から逃げました、警察に連絡しますと言うと、いや、何も取られていないのでいいよと言うので、そうですか、くれぐれも用心くださいと傍を離れたのです、王に連絡、
して、信用したようですと部下が言ったのです、真一が思たとおり、陳は部屋にいたのです、くそ~余計な邪魔が入ったか、ヤッパリ奴らはわしとコルチエンコと藤堂の商売を探りに、
来た事がわかった、
次ぎはわしのクラブを狙うだろう、拉致してウラジ湾に沈めてやる、裏から出てクラブに行くぞと言ったのです、真一達は部屋にあつまり、これでターゲトにしている事がわかったろう、
後はクラブで待ち伏せするはずだ、一回失敗したと思っているので二度とスイトルームには侵入しないと思っているだろう、金庫には今回の手がかりが必ず入てっているはずだと言う、
と、
王の部下が部屋に入って来て、奴らは裏口からひそかに抜け出しました、仲間が後をつけています、今は部屋にはだれもいませんと言うので、それではもう一度行くぞと亜子に声をかけ、
あとはホテルの表、裏をみはって、現れたら連絡をと言って、再びスイートルームの階に行き、亜子がピッキングして部屋に入ったのです、金庫のダイヤルをあわせて開錠して中を調べ、
ると
米ドルの束が100個程はいっており、10万ドル位です、カバンが入っていたので中を見ると、地図と書類が入っています、総て写真に取り、元にもどして施錠して部屋を出たのです、部屋、
に戻り、王少佐に現像を頼むと、至急やってきますと部屋を出て行ったのです、チラッとみたが、あれは千島列島付近の海図と船の名前に時刻があったな、現像しないとはっきりわからん、
が、
物の受け渡しの詳細とその場所の地図だろうと言うと、山本がそれでは北海道の漁船で受け渡しするんですかねと言うので、常盤産業はソ連の漁船から公海上で鮭、かに等を仕入れて、
いる、恐らくその時にやるのだろう、我々が写真を取った事は気づかないだろう、現場を押さえるしかないかと言ったのです、ステレスの繊維は政府が管理しており、西側しか輸出許可、
はおりない、
常盤産業は陳の貿易会社に輸出する許可をとり販売するが、陳も輸出先が共産圏ならシンガポール政府は許可しない、そこで伝票だけの操作で陳には品物を渡さず、ソ連に密輸をするわ、
けだ、政府の許可証がないと繊維会社から購入出来ないので、陳の会社に輸出すると言う名目にして許可を取っいるのだろう、そのダミー会社として手数料を取り陳は引き受けているん、
だな、
繊維は北海道に移送しても目立たないが、工作機械はそはいかない、工作機械は陳の商社に販売して、実際にシガボールに移送する、そはこから密輸するつもりだ、メーカーから仕入れ、
るために日本企業が必要なんだよ、それが常盤産業と言う事だろう、書類はとととのっているので税関は許可するしかない、その国に行った後は日本はタッチできないんだよ、常盤産業、
はついでに国家機密もソ連に渡しているのかもしれない、
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