青春の群像(第3部)113 金の受け渡しをするのではなく、ソ連の国営企業から仕入れる海産物を安くして貰えば言い訳だ、常盤産業の稲垣は疑われない為に、コルチエンコとは直接接触はしない


青春の群像(第3部)113


金の受け渡しをするのではなく、ソ連の国営企業から仕入れる海産物を安くして貰えば言い訳だ、常盤産業の稲垣は疑われない為に、コルチエンコとは直接接触はしないのだろう、あく、

まで陳を経由して話をしているんだと思う、金庫の書類はコルチエンコが渡したもので、今日陳と稲垣が会って、その書類を渡すもりだな、工作機械はシンガポールで船に積み込み、


東シナ海から日本海を北上してどこかでソ連と北に引き渡すんつもりだ、その海図も入っているはずだな、いずれもコルチエンコが段取りをしていると思うと言ったのです、暫くして現像、

が出来たとプリントした写真をテーブルに並べたのです、王が間違いなく千島列島付近の海図と、対馬列島から北に通じる海図です、書類は来月の12日が千島での取り引き、19日が対馬沖、

での取り引きと書いてあります、


ソ連の船名はマリア号が千島でイワン号が対馬での取り引きの漁船で座標点が地図に記入してあり、時刻は日没前と書いてあります、それからもう一通は馬政治局員から物の引き渡しは、

明日にウラジ港でと書いあります、物はレアメタルだそうです、多分中国の鉱山から採掘された物を陳に横流しして、資金をウラジに隠していると言事でしょう、これによると1トンと、

言うふうになっていますと言うので、


中国には沢山あるそうだね、電子回路にはなくては成らないものだよ、そうか馬政治局員ははそれを陳に横流ししていたのか、今まで定期的にやっていたのだろう、それなら相当な資金を、

蓄えているはずだ、あの金庫にあった10万ドルはその買い付け資金かも知れん、ひょっとしたらクラブの何処かに場所を借りて馬は保管しているのかもしれんと言うと、ヤツパリそうです、

か、


一回あのクラブに侵入して調べた事があります、地下室に大きな金庫がありました、ドイツ制で番号が6桁そろわないと開かない代物なので開ける事はできませんでしたと言うので、亜子、

が桁数は関係ありません、トリガーの音を検出てあわせるので10桁でも開錠できます、もっとも時間は桁が増えるとかかりますと言うので、それを狙ってみようと言うと、亜子が多分セキ、

ュリテイの仕掛けがあると思いますが、


クリアはできますと言ったのです、我々の事を警戒して見張りを立てているでしょうと言うと、王少佐が眠りクスリを塗った吹き矢をもっています、この矢が身体にさされば直ぐに眠ら、

せる事が出来ますと言うので、それは凄いその手で行きましょうと言ったのです、地下にマンホールはありませんかと聞くと、地下の一番左にあります、本道の下水道に繋がっています、

前回ここから侵入しましたと王が言ったのです、


それでは今夜決行しましょう、大量に現金があった場合はトラックが必要ですと言うと、用意します、ウラジには中国の船も出入りしています、それに積み込んで、素早くウラジを出航、

させますと言ったのです、後は運ぶ為のキャスターですと言うと、それも用意しますと言ったのです、奴らは私がクラブを出た後をつけて、襲撃すると思います、痛い目に会わせてやり、

ましょうと笑ったのです、


王が準備をしてきます、レストランでと部屋を出て行ったのです、真一がそれでは食事をして賭場荒しといこう、賭場の会場の中に用度入れがあるはずだそこをピッキングしてトランプ、

を手にいれよう、それを使つてイカサマをするわけだと言うと、亜子が面白そうですねと言ったのです、前回王少佐に連れて行ってもらったレストランに行こうと連れ立ってホテルを、

出たのです、


レストランに入り酒と料理を頼み、まずはビールで乾杯して食事に入ったのです、亜子が料理を食べて少し辛いですが美味しいと言うので、僕はどうも口に合わないが仕方ないかと食べ、

ると、山本が外国に行くとこんな料理ばかりでしょうと笑うので、山本刑事は辛いのは得意なのと聞くと、ええ、大丈夫です、これは美味いですよと言ったのです、そうか僕の舌は敏感、

だから余計に辛く感じるんだなと言ったのです、


王少佐が戻って来て、準備は整いましたと言うので、少佐と山本刑事は我々を見張っていてください、クラブを出ると奴らが後をつけてどこかで拉致しようとするはずです、その時の援護、

をお願いしますと言うと、承知と言うので、タクシーに乗ってクラブに行ったのです、まずは最上階のクラブに行くと係員がテーブルに案内したので席に付きワインとツマミを頼んだの、

です、


女性二人が席に付き、アリサとダリアです宜しくと日本語で言うので、日本語喋れるんだと言うと、日本の新宿にいた事がありますと言うので、よく僕達が日本人だとわかったねと聞くと、

ボスが私達を付けたのですと、ワインを注いで乾杯したのです、一人の男が近付きこれは村上さんと坂上さんですね、良く来てくれました、私はこの店のオーナーの陳ですと言うので、


シンガポールの財閥の陳さんですかまあどうぞと言うと、席に座りワインで乾杯したのです、我々は北の工作員を引き渡しに来たのです、よく、私達がここに来ると分りましたねと聞くと、

貴方は私と稲垣が悪い事をやっていると思っているのでしょう、それを探りにここに来たわけだと笑うので、さすがわ陳さんだ、総てはお見通しと言うわけだと言うと、私達は正常な取り、

引きをしているだけです、


日本の法律に触れる事はしていませんよと言うので、それならいいんですが、貴方はシンガポールの裏のドンと言う二つの顔をもっているとのCIAからの情報です、悪い事でもしないと、

あんな大きな財閥にはならないでしょうと笑うと、法律スレスレはやりますが、それを破る事はしませんよと言うので、そこの警護の2人は後ろのバンドにトカレフを挟んでいるでし、

ょうと言うと、


それは私の警護の為ですと言うので、銃の所持許可証はもっていないでしょうと言うと、貴方も持っていないでしょうと言うので、お互い様と言う事ですかと笑うと、この国は物騒です、

からねと笑ったのです、こんなに警戒厳重では情報はとれそうもありませんな、それでは一つ遊ぶとしましょう、ここのカジノで遊ばしてくれませんかと言うと、どうぞ、この女達が、

案内しますよと言うので、


紙袋に入った5万ドルを陳に渡し、ここに5万ドルありますこれをチップに買えてください、後で行きますと言うと、ほう日本円にして1500万ですがそれだけ賭けられるのですかと聞くの、

で、まさか上限があるのですかと聞くと、いいえ、金持ちは100万ドルでも勝負しますよと言うので、そうですか、それは楽しみですと言うと、受け取り、それではお待ちしていますと、

席を立ったのです、


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