青春の群像(第3部)111 次の日に迎えに来たので亜子を連れて羽田に行き、工作員を山本が護送して来たので、チャータ機に乗り込むと、真一達以外に商社の社員が8人がいたのです、真一は


青春の群像(第3部)111


次の日に迎えに来たので亜子を連れて羽田に行き、工作員を山本が護送して来たので、チャータ機に乗り込むと、真一達以外に商社の社員が8人がいたのです、真一は工作員の前に座り、

日本の刑務所に入らなくてよかったなと言うと、なぜ解放するんだと聞くので、強盗、銃刀法違反、不法入国の罪になるが、日本の刑法では一番思い物をとるので、強盗だ、殺人は、

やっていないので、


せいぜい5年の懲役だ、強制送還すれば、お前達はミッションに失敗したので軍法会議に掛けられ、悪くすると死刑になるだろう、その方が都合がいいのさと言うと、法律をかってに代、

えてもいいのかと言うので、超法規的措置と言うわけだと言うと、お前が仕組んだんだろうと言うので、お前達を引き渡すのは村上だと北に通告してある、必ず全少佐が現れるだろう、


現れれば秘密裏に抹殺する事もできる、前回は見逃してやったのに、俺に挑戦するとは馬鹿な奴だと笑うと、お前は本当に警察官かと聞くので、警察手帳をみせて、ここに村上警視と、

書いてあるだろう、俺は何でも出来る権限をもっているのさ、相手が悪かったなと言うと、全少佐が簡単に抹殺できるもんかと言うので、前回は鍵穴からクロロフオルムを噴射したら、


気持良く眠ったよ、あのまま始末する事も出来た訳だ、同じ場所は二度と調べないと思ったのだろうが、案外頭の悪い奴だな、まあ、ウラジで何が起きるか良く見ておけといったのです、

山本刑事手錠をはずしてやれと言うと、危険ですよと言うのでホルダーに入れたトカレフを見せて、逃げるか襲って来たら正当防衛で射殺すればいいのさと言うと、そうですね、そうす、

れば手間が省けますねと言って、


手錠を外したので、勇気があればハイジャクでもするんだなと言うと、お前は恐ろしい奴だなと、安少尉が言うので、お前達は日本人を不幸にする訓練を受けているのだろう、それえの、

仕返しと言うわけだと言うと、絶句したのです、2時間でウラジにつくと、領事館の鈴木が迎えにきておりとりあえず、領事館の一室に2人を監禁したのです、鈴木が明日10時に北の、

外務省職員と全少佐が引き取りに来るそうですと言うので、


ヤッパリ来たかと言って、面白くなって来たなと言うと、まさかあの2人を強奪するつもりではと鈴木が言うので、どうせ返すのだから好きにやらせればいいよと言ったのです、王大尉、

はホテルに村上補佐官を訪ねるそうですと言ったのです、領事が部屋に入ってきて、わざわざのご足労ご苦労様です、領事の米田ですと言うので、今回はお世話になりますと言うと、

久保局長から村上補佐官の指示に従えと言う事です、


なんなりと申しつけてくださいと言ったのです、常盤産業の稲垣から目を離さないように領事館員に言い、誰と会うかを報告してくたせさいと言うと、ハイ空港から2人が張り付いてい、

ますと言うので、後コルチエンコの所在はわかりませんかと聞くと、多分ウラジ郊外にあるソ連の陸軍基地にいるのではないかと思いますが、我々は近付けませんので、詳しくはわかり、

ませんと言ったのです、


宿舎は基地の中ですかと聞くと、そうだと思いますと答えたのです、わかりました、我々はホテルに入ります、明日9時にここにきますよと言って、鈴木の車でウラジ国際ホテルに行っ、

たのです、ホテルに着くと、それではゆっくりして下さい、夕方に迎えにきますと言うと鈴木は帰っていったので、真一が出かける時には防弾チョッキと拳銃は忘れないようにと山本、

と亜子に言ったのです、


王大尉が現れてボス久振りですと言うので、元気そうではないか、荷物を部屋に置いてくるので、そこのラウンジで待つていてと言って、銘々の部屋に行き荷物を置いて、ラウンジに、

集まり、みんなを紹介したのです、ビールを頼み乾杯して、色々頼みたい事があるんだが、中国の国益にさわる事は聞かなくてもいいよと言うと、ハイ分っていますと言うので、ます、

コルチエンコの所在とどこの店に顔を出すかと言う事だ、


それから全少佐の所在、藤堂が取り引きしている国営企業の幹部は誰かと言う事を聞きたいのだがと言うと、顔を出す場所はわかります、後の事は部下に調べさせましょう、直ぐに判明、

しますよと言ってフロントから部下に電話をしたのです、王大尉が来月少佐に昇進しますと言うので、それはおめでとうと言うと、司馬のソ連での隠し口座が見つかりまして多額の資金、

を隠していました、


ソ連政府に掛け合って中国に返還してもらった褒美だそうですと言うので、いくらあったのときくと、日本円に直すと約120億円です、奴らはこの資金を軍の幹部にばら撒き見方に引き、

いれていたんです、もつとも青江夫人と3人の政治局員は知らないと言っていますと話すので、知っていても認めるはずはないよと言うと、私がウラジにいるのはここにも隠し口座があ、

るみたいなんです、


その調査をしているんですが、まだ手がかりは掴んでいませんと言うので、司馬が死んだので3人の内の誰かが管理しているんだろうと言うと、どうも馬政治局員と思われるのですが、

証拠はありませんと言ったのです、どうやって資金調達しているのと聞くと、ソ連と北に西側が輸出禁止している物を第三国から手に入れ密輸していると思われるのです、相手はコル、

チエンコ少佐と全少佐ですと言うので、


それでは我々の目的と同じだなと言うと、ハイ、ボスがいずれやって来ると思ってましたと笑ったのです、中国はステレスの材料と工作機械は必要ないのと聞くと、国内のインフラ整備、

の資金調達で精一杯ですよ、それをステレス機を作ってアメリカを攻撃するなんてバカらしいし、潜水艦も通常配備で十分です、米ソの冷戦なんかに巻き込まれるわけには行きません、


中国としては北か韓国が朝鮮半島を統一するかは、朝鮮の問題なのでどっちでもいいのです、朝鮮戦争では北の味方しましたが、あれはソ連の圧力でやった事です、今はソ連の言いなり、

にはなりませんし、ソ連自体が解放政策を取っています、もうじき米ソの対立もなくなるでしょうと言ったのです、わが国が日本との国交正常化が遅れているのは、あの、4人組が邪魔、

をしているからです、


ウラジの工作資金を押収すれば、動きが取れなくなりますと言ったのです、なる程、ところで紅少佐はと聞くと、今は大佐で保安部長に昇進していますと言うので、それは目出度いと言、

うと、ボスのお陰だといつも言っていますよと言ったのです、一人の女性が近付き真一に住みませんがパトリシアさんを知っていますかと聞くので、カチュウシヤなら知っていますがと、

答えると、


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