青春の群像(第3部)107 ねえあそこにレストランがあるけど、今日はあそこでランチしょうと言うので、まず~いと思いましたが、変にかんぐられるとまずいので、あそこのオーナーのお母さん


青春の群像(第3部)107


ねえあそこにレストランがあるけど、今日はあそこでランチしょうと言うので、まず~いと思いましたが、変にかんぐられるとまずいので、あそこのオーナーのお母さんはこの前話した、

鎌倉病院に入院していた人だよ、その娘さんが経理をやっているんだよ、もうすぐシエフと結婚するらしいと言うと、あの関東建設の社長さんが本当のお父さんなんでしょうと言うので、


そうなんだけど親子の名乗りはしないんだそうだと言ったのです、レストランに行きビールとランチを頼むと、奥から良子が出て来て真一さん暫くでした、こちらはと聞くので美樹ちゃん、

だよと言うと、まあ元のサヤにもどったのおめでとうと言うので、美樹ですよろしくと言うと、真一さんには母がとてもお世話になったんですよ、おかげで自宅療養できるようになりまし、

た、


時々ここにも様子を見にくるんですよ、私も真一さんにサーフボードを教えてもらったんですよと言うと、ここのシエフと結婚なさるそうでおめでとう御座いますと美樹が言うと、まだ、

先の事ですよと言って、今日はゆつくりして行ってくださいと言って、傍を離れたのです、美樹がステキな人ね真一の好きなお嬢様タイプねと言うので、そうかなと言ってビールで乾杯、

したのです、


ランチはカルパッチヨにコンソメスープと海草サラダです、真一はライスを美樹はパンを頼んだのです、美樹が美味しそうとスープを飲んで、本格的なフランス料理だわと喜んだのです、

ここの先の海でヘリが墜落したのねと言うので、そうなんだよ、あの時は驚いたなあと言うと、スキュバーの道具がないと大変な事になる所だったねと言うので、もう少し沖に墜落して、

いたら間にあわなかったよと言ったのです、


ランチを食べてお腹一杯だわと美樹が言うと、デザートのケーキとコーヒーが出て来たのです、良子がどうでしたと聞くので、美樹がとても美味しかったですよと言うと、ありがとう、

これはお2人のよりが戻ったお祝いですと、シャンパンを見せて、袋に入れて渡したので、真一と美樹がありがとうと言って受け取ったのです、それではと清算しょうとすると、今日、

はお祝いです、


私のおごりですと言うので、真一がいいのと言うと、一杯真一さんには助けて貰っているのでいいのよと言うので、それではご馳走になりますと、2人でお礼を言って店を出て事務所、

に戻ったのです、真一が時間だ監視に戻るよ、美樹は適当に楽しんでと言うと、暫く甲羅ぼしをやるわと傍の長イスに腰掛けて本を読み始めたのです、真一は監視搭に登り監視に入った、

のです、


何ごともなく一日が終り、再びまわりをチエックしてシャワーを浴びて着替え、美樹と妙心寺にもどったのです、妙庵がお帰りなさい夕食は私の部屋でと言うので、妙庵の部屋に行くと、

今日は皆で和食を作ったのよと言うので見ると、アジの焼魚、筑前煮、サラダ、トン汁です、美樹がまあ筑前煮だわ懐かしいと言うので、そうですね東京ではあまり出ませんよねと妙庵、

が言うと、


美樹が城田では何回も食卓にでましたと喜んだのです、貰って来たシャンパンでみんなで乾杯したのです、筑前煮を食べて田舎の味だと言うと、城田の醤油を使ったのよ、住職が送って、

くれるのよ、城田の焼酎もあるので後で出しましょうと言ったのです、美味しい、美味しいと二人が食べると、皆が喜んでいたのです、先ほどお鶴様に又真一と付き合う事になったと、

言ってきましたと美樹が言うと、


喜んでおられますよ、お鶴様はいいなずけと暮らす事はできなかったのですからと言うとので、真一があれは一回も御先祖の真一さんとはしなかったのでしょうかと聞くと、実はお鶴様、

の日記がありまして、その中に殿様の元に上がる前に1回だけ情を交わしたと書いてありましたと言うので、それが分ればお手打ちになるのではと言うと、昔は嫁に行く前に夜這いと言う、

習慣があって、


好きな女子の所に夜しのんで行ったそうなのです、戸をあければ承知したと言う事だそうで、それで肌が合うかを試したと言う事なんで、今で言う処女で結婚する人は珍しかったそうなん、

ですと言うので、今も昔も男と女のする事は変わらないと言う事ですかと言うと、但し一旦嫁いだら女は他の男と情を交わすと姦通罪でお手打ちになったそうです、男も嫁いでいる女と、

情を交わすと、


同じく姦通罪で処罰されたそうです、武士なら切腹と言う訳ですよと言うので、それではその後はやっていないのかと言うと、それがこの尼寺に来てからやはり情を通じていたと書いて、

あるんですよと言うので、何と御先祖様は大胆だったのですねと言って、子供は出来なかったのですかと聞くと、それが出来たそうなのです、その家系が真一さんの家系ですよと言うの、

で、


なんと僕はお鶴様の孫なんですかと聞くと、お鶴様はここの本堂で玉のような男の子を産み、直ぐに村上家に引き取られたそうなんです、その時には村上家の子供は女性2人しかいなかっ、

たそうで、その男の子が成人して家督をついだと言うわけです、真一殿の奥方が度々その子供真一朗を連れてお鶴様に会いに来たそうです、奥方は男の子を埋めなかったので、そばめを、

もつように真一殿に言ったそうですが、


一生そばめはもたなかったそうです、お鶴様は仏に仕える身なれど情は切りがたく、あの世でお釈迦様に許しを請うと書き残してあります、多分お鶴様が真一殿に情を交わすように頼ま、

れて、真一殿は断われなかったのでしょうと話し、これを真一さんに話していかどうか迷いましたが、お鶴様も一旦別れて、再び真一殿と情を結ぶようになったのです、美樹さんが一回、

真一さんと別れて、


再び戻られたのは偶然なのでしょうか、いや、それは必然だったのでしょう、それで、お話しょうと決心したわけですと言うので、そうですか、悲しい人生ではなかったのですねと美樹、

が言うと、そうです、恐らく好きな人に看取られて天国に行ったのでしょうと妙庵が言ったのです、しかし、言い寄られて断れない御先祖様は真一とそっくりですねと美樹が笑ったの、

です、


それでは片付けて酒宴にしましょう、今日はお2人の再出発に乾杯しましょうと、みんなで膳を片付けて、肴を残し城田の焼酎飫肥スギで乾杯したのです、真一が妙庵さんは役者ですね、

と酒を飲み干すと、どうしてですかと笑うので、その話は全て妙庵さんの作り話でしょうと言うと、どうしてですかと聞くので、先ほどそこのお鶴様の位牌がす~と横にづれましたよ、

お鶴様がそれは嘘ですと言っていますというと、


みんなが仏壇を見ると、確かに左にずれています、皆が驚くと、妙庵がやはりバレましたかと酒を飲み干し、仏の身がそんな事する訳ありませんねと言うので、殿の側室になる前に情を、

かわしたと言うのは本当ですねと言うと、そうです、それは本当に書いてありました、真一さんには嘘は通りませんねと言うので、みんなも嘘だと知っていたでしょう、妙庵さんが喋っ、

ている時目が泳いでいましたよと言うと、


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