青春の群像(第3部)108 みんながわかりましたか、まだまだ修行がたりませんねと手を合わせたのです、美樹がな~んだ嘘だったんですか、ああ驚いた本当だとばかり思って聞いていましたと酒


青春の群像(第3部)108


みんながわかりましたか、まだまだ修行がたりませんねと手を合わせたのです、美樹がな~んだ嘘だったんですか、ああ驚いた本当だとばかり思って聞いていましたと酒をグイ飲みして、

位牌が動いたのは本当と聞くので、嘘だよ元からあそこにあったよ、今朝掃除をした時に元に戻し忘れたのでしょうと言うと、妙庵がそうだったんですか、見事に引っ掛かったわと笑っ、

たのです、


美樹がまったく何が本当かわからなくなって来たわと言うと、妙庵が真一さんは大した分析官ですね、これなら悪人もかないませんよと言うと、美樹が今日の話をすると、そうですか、

イルカまで味方にしているのと聞くので、暇な時に紐をくわえさせて訓練しているのです、上手くできたら褒美にイワシをやると良く言う事を聞くんですよ、救助の時には凄く役に立、

つと思いますと言うと、


そうかいつもただ走っているわけではないんだと美樹が感心するので、イルカは人なつこいので、直ぐ友達になれるよと言うと、そうね私の傍にも来て併走していたわと言うので、動く、

物に凄く興味を示すんだよ、あのパワーでサメの横腹に激突して追い払う習性をもっているので、もし、サメに襲われたらイルカのいる所へ逃げれば助けてくれるよ、サメとイルカは、

同じセビレをしているが、


イルカは立て泳ぎだからセビレは上下するが、サメは横泳ぎだからセビレは沈まないので、遠くからでも判別できるんだよと言うと、なるほどと美樹が言って、私もイルカと仲良くし、

ようと言ったのです、暫く楽しく歓談して、妙庵がそろそろ休みましょうと言うので、皆で片付けて、それではと言って離れの部屋に戻ったのです、フトンが敷いてあるので着替え、

てフトンに入り、


美樹にこっちにと言うと、仏様のいる場所でやってもいいのと聞くので、いいんだよと手を引っ張ると真一のフトンに入ってきたので、昼間から大きくなっているんだよと言うと、美樹、

が股間を触り、本当だと言うので、どうしてくれるのと言うと、仕方ないなあと言って唇を重ねたので裸にして燃え上がったのです、行為が終り美樹がどうしてこんなに肌が合うのかし、

らと言うので、


本当だねと言うと、暇なんだろう今週はず~と一緒にいようと言うと、あんまりやりすぎると飽きがくるよと言うので、それでは試してみようと再び燃えあがったのです、翌日は朝起き、

て、お墓の掃除をして中華料理屋で朝食を取り、火曜日まで弓ヶ浜に行き、水曜日の午後には鎌倉を出て東京のアパートに帰り着き、今日からバイトだけどと言うと夕食を食べたら家に、

かえるわと言うので、


それでは夕方までゴロゴロしょうと横になると、ダメよ買い物に行こう、冷蔵庫は空っぽよと言うので、連れ立って買い物に行ったのです、色々買い物して、これ位あれば大丈夫と言う、

のでアパートに戻ると、外食だけではダメよ、チヤーハンと餃子を作って冷凍しておくは、真一は休んでいていいよと言って、美樹は作り始めたのです、テレビを見ていると3億円事件、

は何も報道していなかったのです、


久保田刑事局長から電話が掛かってきて、山本君から聞いたと思うけど、今回はこれで勘弁してくれ、手続きが終ったので2人を強制送還するのだが、特命係りから一名、外務省からは、

君が同行して欲しいのだがと言うので、今中国の保安部の王大尉がウラジの中国領事館付きでいますので、山本刑事に面通しさせましょうと言うと、そうだな今後の為にもなるかと言っ、

て、


それでは明日羽田にウラジからのチャター便が出るので、それに搭乗してウラジの日本領事館で北の外務省職員に引き渡してくれ、多分全少佐が出向いてくるだろうと言うので、わざわざ、

ですかと聞くと、君が引渡しの責任者だと通告してあるので、煮え湯を飲まされた相手だ必ず顔をだすよ、何かを画策するかもしれん、十分注意してくれたまえ、外交官用のパスポート、

はもっているだろうから、


山本君には引渡しの書類と渡航費用を渡しておくよと言ったのです、承知しましたと了承して電話を切ったのです、美樹がどうしたのと聞くので、顛末を話すと、又ウラジで何が起きるの、

かしらと言うので、タダ引き渡すだけだから何も起こらないよと言うと、そんな事ないよ真一の行くところ事件ありだからねと笑ったのです、さあ出来たよ5日分冷凍してあるよと言うので、

サンキュと言うと、


もうそろそろ夕方だよ、今日は何を食べると聞くので、いきつけの食堂があるからそこに行こう、安くて美味しいんだよと言うと、明日の用意はと聞くので、2日の予定だから着替えと、

セビロくらいでいいので直ぐに用意できるよ、明日は外務省から向かえが来るそうだと言ったのです、ウラジかいいなあと美樹が言うので、寒くて何もない場所だよ、来年からは厭と言、

うほど、


辺境な国を回らされるよ、まずは中東だな、イスラム教の戒律で酒は飲んではいけないそうだと言うと、それは現地の人で外国人専用のクラブもあるんだよと言うので、そうなのそれなら、

行ってもいいなと言うと、遊びに行くわけではないんだよと笑ったのです、連れ立って駅前の食堂に行くと女性連れとは珍しいと叔母さんが言うので、婚約者の美樹ちゃんだよと言うと、

小百合が美樹さんですか、


又よりが戻ったんですね、別れた時は真一さんは凄く荒れていて、へべれけになってここに来たんですよ、良かったと言うので、そうだったの、真一も落ち込む事があるんだと笑うので、

人間だから当たり前だろう、そういえば駅前の屋台で、叔父さんが朝まで付き合ってくれたな、酔いさましに叔母さんに飲まされた梅酢が凄かったなと笑ったのです、今日はニラレバ、

定食を二つにビールと注文したのです、


それでは明日は気をつけてと美樹が言って乾杯したのです、ニラレバが来たので美樹が一口食べて、美味しいと言うので、そうだろう、ここのニラレバは最高なんだよと言うと、小百合が、

他の物も美味しいのよ、なんでニラレバばかり頼むのと言うと、あの苦いニラがこうやると凄い美味いだろう、ニラは本来は漢方薬の植物だから、体の毒消しになるんだよと言うと、そう、

か、


女と言う毒ばかり食べているので、この店でそれを消しているわけだと頷くと、美樹がジロッと見てそうなのと聞くので、そんな事ないよ、そうだったら美樹と別れた時あんなには落ち込、

まないだろうと言うと、そうか、私の大事さを思い知ったわけかとビールを飲み干すと、小百合が美樹さんには頭が上がらないわけだとケラ、ケラ笑ったのです、ところで小百合ちゃんは、

後半年で受験だがと言うと、


真一さんが教えてくれた通り、過去10年の東大の入試の分析は終って、第二段階をやっているわ、何とかなりそうなのと言うので、美樹がすご~い東大を受けるのと聞くので、小山台高校、

ではトップなんだよ、東大法学部も夢ではないそうだと真一が言うと、それは凄い小百合ちゃん頑張ってねと美樹が言うと、うん、合格したら真一さんからお祝いを貰うんだと言うので、

何をと美樹が聞くと、小百合が秘密と笑ったのです、


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