青春の群像(第3部)77 そこに少佐が潜り込んだとすれば、北にいる両親の身を気づかって協力しているのでしょう、ご両親が無事ならいいんですがと言うので、朝鮮名は何と言うのですかと聞


青春の群像(第3部)77


そこに少佐が潜り込んだとすれば、北にいる両親の身を気づかって協力しているのでしょう、ご両親が無事ならいいんですがと言うので、朝鮮名は何と言うのですかと聞くと、確か李とか、

言っていましたが、詳しくはわかりませんと言うので、電話を借りてウラジの日本領事館にかけて、一等書記官の鈴木に中国保安部に接続できるか聞くと、王大尉なら今ウラジにいるとい、

うので、


折り返し電話を貰いたいと電話番号を教えて電話を切ったのです、暫くして王大尉から電話がかかって来たので、北にいる日本からの帰国者で、鎌倉に娘がいる夫婦で李と言う苗字だそう、

だが、今どうしているか調べられないかと聞くと、北の公安に二重スパイがいるので聞いてみます、直ぐに分かりますよと電話を切ったのです、程なく電話がかかっさて来て、その夫婦は、

帰国後西側のスパイだとして、


更正施設に入れられていましたが、日本に娘がいると言う事で、農地も補助金ももらえず、ピョンヤン郊外のあばら家にすんでいるそうですと言うので、何とかウラジ経由で日本に連れて、

これないかと聞くと、それはできますが日本に入国するのに日本の外務省の許可がいりますと言うので、それは用意すると言うと、パスポートを用意させて今日のウラジ行きのソ連機に乗、

せて連れて来てもらい、日本領事館に引き渡しますと言うので、


ありがとう、助かるよと言うと、ボスの頼みを聞かないわけにはいかないでしょうと言うので、大尉昇進おめでとうと言うと、ボスのおかげですと笑ったので、元気なのと聞くと、今は、

モスクワの中国大使館にいます、丁度用事がありウラジに滞在していたんです、後1週間はこちらにいます、何かあれば連絡ください、周次官と紅少佐も元気なんだろうかと言っていま、

したよ、相変わらず人助けをやっいる見たいですね、キム少佐には気をつけて下さい、


人を殺すのを何とも思わないように訓練されいます、身内でも失敗すれば殺害し闇にほおむる奴ですと言ったのです、顔は何度か整形しています、奴の首筋には二つのホクロがあります、

本名はキムソンフアと言うそうですと言うので、ソンフアとは百済の姫の名前だが末裔と聞くと、さあ、それは分りませんと言ったのです、色々ありがとうと電話を切り、久保アジア、

局長に電話をいれ、


事情を説明すると、わかった直ぐに手続きし、入国出来るようにしょう、ウラジのチャター便に乗せて、都内のホテルに滞在させておき、安全の為公安を貼り付けるよ、と言ったのです、

折り返し鈴木にこの胸を連絡すると承知しました、領事にも話しをして置きますと電話を切ったのです、これで大丈夫ですよと妙庵に言うと、ママが喜びますよ、あれから20年近く経っ、

ているので随分歳を取っていると思いますと言い、


鎌倉にいる朝鮮人の貧しい人に手を差し伸べている優しい人なんですよと話したのです、それでその少佐とやらを捕まえるのですかと聞くので、このミッションが失敗すれば国に帰ると、

処刑されるでしょう、内緒で1個レンズをお土産に渡してやりますよと言うと、そんな事してもいいんですかと言うので、米国だけ優位にするからこういう事が起きるのです、ソ連の、

衛星も同じ性能だとすれば、


バランスが取れますよ、村田技師がいないと作れませんから一個渡しても問題ありませんよ、拉致には失敗したけど物は手に入れたので、ソ連に面子が立ち、処刑は免れるはずです、

多分多くの工作資金を国内に持ちこんでいると思いますので、それを頂けば暫く活動ができなくなります、少佐はボスの座を滑り落ちるわけですが、過激なミッションを与えられな、

くなれば、


その方が少佐にとって良いのですよと言うと、なる程そうしておけば今後の役に立つ訳ですねと妙庵が言ったのです、亜子がボスは中国にも協力者がいるんですかと感心していたのです、

夕方になったので、村田を誘うと、鎌倉の魚も美味いですから行き着けの寿司屋に行きましょうと言うので、ついて行き小上がりに上がり、日本酒と寿司をお任せで頼んだのです、


日本酒で乾杯して、レンズのお土産の事を話すと、なる程員数は厳しく管理されていますが、内緒で後で1個渡します、ソ連に同じ性能のレンズがあっても、スイスあたりで作らせたと、

思いますよと言うので、可能なんですかと聞くと、いや難しいと思いますと言い、割り箸の入っていた袋を指でなでて、これの厚さはどの位だと思いますかと言うので、さわって100分、

の50mm位ですかねと言うと、


すご~い、これは100分の60mmです、真一君は手先が器用でしょうと笑い、少し訓練すれば私と同じように凄腕の研磨屋になれますよと、乾杯したのです、その指先はもって生まれた、

もの何ですかと聞くと、そうです、私の御先祖に国友一貫斎と言う人がいまして、江戸時代に始めて反射望遠鏡を作ったのです、これが外国の望遠境をしのぐものだったそうです、


やはり指先が器用でこの人の磨いたレンズは100年は曇らないと言われたほど、表面がなだらかだったそうで、指でミクロンのでこぼこを検知しながら磨くのですと言うので、なる程、

指先の器用な人だったのですねと言うと、隔世遺伝で私に出たのでしょう、国友は村の名前でして明治に村田と改名したそうですと話したのです、奥で飲んでいる2人づれが公安の、

刑事ですねと言うと、


わかるんですかと言うので、目つきが一般人ではないですし、大した話もしていないようです、直ぐに分かりますよ、まあ、堅物のデカですから仕方ありませんがと言うと、これは凄い、

分析力だと村田が笑ったのです、それではトイレに行きましょうと連れて行きシャツを脱がせて防弾チョッキをつけさせて、非常に軽い素材でできてます、念のためですと言うと、貴方、

はと聞くので、


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せん、亜子も防弾チョッキを下につけています、又心臓は左の胸のポケットに手帳が入っており玉は貫通しません、工作員は拳銃は常時もっています、ナイフは男は足首にくくりつけて、

おり、


女は太ももの外側につけていますと言ったのです、席に戻りこれで万全です、我々のの方がプロの日本の工作員と言うわですと笑ったのです、寿司も中々ネタがよく美味しい、美味しい、

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明けてママが水割りを作ったので乾杯したのです、村田さんに村上と亜子ですと紹介して、昼間焼肉を食べたらここもやっていると聞いて飲みにきたんだよと言うと、鎌倉の方と聞くの、

でいや東京だよと言うと、


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