青春の群像(第3部)54 玉枝が帰って来て、エプロンをつけて店に出て来たので、よく似合うよ、これからはこの店の看板娘だねと言って、それではそろそろバイトに行きますのでと席を立つ


青春の群像(第3部)54


玉枝が帰って来て、エプロンをつけて店に出て来たので、よく似合うよ、これからはこの店の看板娘だねと言って、それではそろそろバイトに行きますのでと席を立つと、玉枝が本当に、

ありがとう、バイト頑張ってと言うので、店を出て電車に乗り新宿に向かったのです、店に着くと岬が昨日は一杯情報が取れたでしょうと言うので、うんと言うと、それでは勝負パンツ、

は役に立ったわけだと小声で言うので、


なんだか避けて通れない宿命みたいと言うと、試練に対する報酬と言うわけだね、心配しなくても亜紀には彼氏いるので付きまとわないわよと笑ったのです、いつも通りみんなを集めて、

ハッパをかけて営業には入ったのです、みんなが努力して同伴を取った見たいで、中々の入りです、亜紀が院長と同伴してきたので、どうしたのと聞くと、珍しく院長からお誘いがあっ、

たのよとウインクしたのです、


院長が入ってきたので、いらっしゃいませと言うと、やあ、後で席についてとニヤ、ニヤ笑ったのです、しおりも磐田と同伴して来たのでビックリすると、耳元でバッチリよ小声で言っ、

て磐田を席に案内したのです、店長がどうなったんだと言うので、チェンジしたんじゃないのと笑うと、これからどうなるんだと首をかしげたのです、落着いたので院長の席に行くと、


この雰囲気だと上手くいったみたいだねと言って、お祝いにシャンパンを入れようと言うので、亜紀が大喜びして、スタッフに頼んだのです、シャンパンが来たので亜紀がグラスに注ぎ、

乾杯したのです、亜紀がいままで院長は店のお客だったけど今日から係りにしてくれるそうなのと言うので、そうか、しおり対策ですねと言うと、その通りだよ、これでおとなしくなる、

だろうと、


上機嫌です、しおりが磐田さんと同伴して来たけどと言うと、亜紀が多分やったのよ、これで付きまとわれなくて楽だわとシャンバンを飲み干したのです、しかし、院長の係りとなると、

と言うと、亜紀がさつき済ましてきたわと笑うので、そうか、そう言う事かと頷くと、院長が儀式は終ったこれからは亜紀の為に通うとするかと言うので、亜紀がお望みならいつでもと、

言うと、


院長が1回でいいんだよと笑ったのです、それでは例の如く1本ですかと言うと、何1本てと聞くので、シャンパンの事だよと言うと、え~安いとシャンパンを飲み干したのです、院長が、

心配しなくても考えてあるよと言ってシャンパンを飲み干したのです、店長が磐田さんが呼んでいますがと言うので、何の用だ別れの挨拶かなと立ち上がったのです、おい、おい、また、

しおりが着くんではないだろうなと言うので、


真一が大丈夫ですと立ちあがり、ひなのがあぶれているので、呼びに行き院長の傍に座らせて、先週はいったひなのちゃんですと紹介すると、ひなのですと名刺を出したので、中々可愛、

い娘ではないのと言うので、まあ、嬉しいと言うので、とてね大きな病院の院長さんだよと言うと、まあ、お医者さんステキと言うので、シャンパンを注いでやると院長と乾杯したので、

す、


ごゆっくりと立ちあがり隅に行ってしおりと亜紀がついている磐田の席をみると、ここも、シャンパンが入りなごやかな雰囲気です、まあ、もめていないので良しとするかと言うと店長、

が何のお祝いと言うので、磐田さんが亜紀に吹っ切れた祝いではないのと言うと、しかし、磐田さんは亜紀の客だから、しおりの得にはならないと思うがと言うので、それでも周3が、

あるからいいんではないのと言うと、


周三回同伴してくれるのと聞くので、多分そうだろうと笑ったのです、亜紀が戻って来たのでどうだったと聞くと、しおりが気にいったけど係りは亜紀だからこれからも宜しくだって、

と言うので、よかったじゃないと言うと、うんと言って真面目な奴だからのめり込まなければいいがと言うので、体力が続かないんではと笑って、院長にはひなのを着けて置いたよと、

言うと、


ありがとう、喜んでいたでしょうと言うので、焼きもちは焼かないのと聞くと、彼氏がいるからいいのよと笑って、院長の席に戻ったのです、店長がさすが水商売の女だ、さばけてい、

ると感心していたのです、それではちょっと出てくるよ、後は頼むと言うと、いいよと言うので、着替えて店を出てパールに向かったのです、店に着くとそろそろ現れる頃だと、塚田、

が待っていますよと隅の席に案内したのです、


亜子が着いており、席をはずしますかと言うので、いや、亜子に頼みがあるんだと言うと、了解ボスと言って水割りを作ったのです、ママ、亜子、塚田と乾杯すると、塚田がヤッパリ、

根元は中田と縁を切り、伊東と度々赤坂の料亭で会っているようです、事務次官の抱きこみは諦めたようですと言うので、そうすると、次ぎのターゲットは入札部長か課長ですね、

そこで亜子に蜃気楼に潜りこんで欲しいんですが、


そうすると亜子の客が蜃気楼に流れて、この店に迷惑がかかりますと言うと、ママが大丈夫ですよ、亜子がいけば蜃気楼にいくでしょうが、義理堅い人が多いですからこの店にも来て、

くれますよ、仕事が終れば又この店に戻ってきますので大丈夫ですよと言うので、塚田さんいいですかと聞くと、それはママに任せてあるので、ママがいいと言えばわしに依存はあり、

ませんよと言ったのです、


恐らく根元が店に連れて行き、店の誰かを使って部長か課長に美人局を仕掛けて、ホテルに誘い込み写真を撮って脅かして基準価格を漏らせようと言うたくらみをやるんではないかと

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いんだよと言うと、


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須藤の紹介なので警戒するかもしれない、


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真一君に対する挑戦と言うわけですねと言ったのです、


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