青春の群像(第3部)53 田舎から来た人は登るけど、都会の人は以外と登らないんだよと言うと、そうなんだ、でも東京て大きい町なんてすね、弘前には住んでいたけど、比べ物にならないわ


青春の群像(第3部)53


田舎から来た人は登るけど、都会の人は以外と登らないんだよと言うと、そうなんだ、でも東京て大きい町なんてすね、弘前には住んでいたけど、比べ物にならないわと言ったのです、

あの食堂はと聞くと、遠おい親戚になるそうです、私は始めて会ったのです、弘前の高校に通っていたんだけど、実家は農家で、下宿代を出すのもやっとだったので、学校辞めて働く、

と先生に言ったら、


何処か親戚の家はないのと聞くので、お母さんに話したら、遠い親戚が東京の品川で中華料理屋をやっているので、叔父さんに話してくれたのです、働いていた店員さんがやめた処、

なので丁度いいと引き受けてくれる事になり、先生が都立小山台高校の転入試験を受けるように段取りしてくれたので、お母さんと東京に来て転入試験を受け合格したので、


来週から通う事になったのと言うので、小山台高校は僕の住んでいる傍の高校だよ、駅の反対側で中華料理屋からは歩いて10分くらいだねと言うと、一生懸命働いて仕送りするの住み込、

なので住む所も食事もただだし、都立高校だから授業料も安いの、働いたお金は仕送りするのよ、実家は農家だからお父さんとお母さんが喜ぶわと言うので、小山台高校は都立でも名門、

なんだよ、


そこにの転入試験に受かるなんて、玉枝ちゃんは頭いいんだと褒めると、地元の中学校では全校生徒で10人の中には入っていましたと言ったので、高校を卒業したら是非大学に行きなさ、

い、あの高校から国大にいっている人は大勢いるし、バイトは一杯あるから私大でも通えるよと言うと、真一さんはバイトしているのと聞くので、夏は鎌倉でライフセーバ、冬は上越の、

石打で民宿、夜は新宿のクラブでマネージャーやっているよと言うと、


いつ勉強しているのと聞くので、大学は講義は規定通りうけて、後は単位をとればいいので、時間は沢山あるんだよと言うと、働き者なんですねと言うので、殆んど趣味みたいなバイト、

だから、楽なのさと笑ったのです、良かった真一さんみたいな人にで会って、まるでお兄ちゃんが出来たみたいと言うので、兄弟はと聞くと私が一番上で、弟が中学2年で妹が小学5年な、

の、


私が働いて弟と妹を高校までは出してあげないとと言うので、感心、感心、何か困った事が起きたら必ずお兄ちゃんに相談するんだぞと言うと、ハイと返事したのです、それでは上野に、

いって、後銀座ブラして夕食を食べようと言って、東京タワーを降りて浜松町に戻り上野に向かったのです、上野につき動物園に入り、色んな動物を見てまわると、小学校の時弘前の、

動物園にいった事があります、


それ以来です大きい動物園ですねと喜んでいたのです、食堂でアイスコーヒーを頼んで、喉渇いたろうと勧めると、一口飲んでヤッパリ苦いと言うので、ガムシロップを足して、これで、

大丈夫と言うと、のんで、美味しいと言うので、最初はなれないんだよと笑ったのです、まるでデート見たい、男の人とこうやってデートするのは始めてですと言うので、お兄さんと、

デートだねと言うと、


お兄さん兼彼氏と言う事でと顔を赤らめたのです、玉枝ちゃんはえくぼが可愛いし、美人だから直ぐに彼氏はできるよ、でも関東人には気をつけるんだよ、田舎の人とは考え方が違う、

からねと言うと、ハイお兄ちゃんと言ったのです、それでは後勉強の為になる国立博物館に行こう、色んなものが展示してあるよ、どんなジャンヌが好きなのと聞くと、私は歴史が、

好きなんです、


将来は中学校の歴史の教師になれたらいいなと思っていますと言うので、ほう、歴女なんだと言うと、歴史の好きな女の事を歴女と言うんですよねと言うので、田舎でもそう呼ぶのと、

聞くと、弘前はテレビくらいありますよと言うので、そうか、弘前は都会なんだと言うと、東京に比べれば田舎ですよと言ったのです、それでは歴史に関係ある展示物をみようと、

江戸時代の展示を見て歩いたのです、


ガラシャの展示の処に来ると、この十字架は本物の金ですかと聞くので、細川忠興がガラシャに贈った本物だよと言うと、すご~いと言って、隣のお鶴様の奥座敷の模型を見てあの、

時代はこんなに華やかな時代だったんですね、この腰元の顔は現代風ですねと言うので、それは現代にいる子孫の顔を真似て作ったので、現代の顔になっているんだよと言うと、

真一さんは歴史に詳しいんだと頷いたのです、


一通り見て回って電車に乗り有楽町で降りて、数寄屋橋から並木通りを歩いて新橋に向かったのです、玉枝がショーウインドーを見て、すご~い綺麗と飾ってある洋服の値段を見て、

高~いと驚いて、とても手はでないわと言うので、頑張ればその内買えるよと笑ったのです、そろそろ夕暮れ時なので、何が食べたいと聞くと、お肉がいいですねと言うので、

それではいくら食べても値段は変らないステーキ屋があるよと、


若松と言うステーキ屋に入ったのです、ここは、いくら食べても値段は変らないよ、と言って真一はビールを玉枝にはコーラを頼み、ステーキを注文したのです、乾杯をするとステ、

ーキが来たので、さあ食べてと言うと、大きいステーキとナイフを入れて、美味しい、美味しいと食べたのです、真一がモク、モクと食べるので玉枝が笑っています、真一が3枚目、

を食べ終わると、


玉枝は2枚目をやっと食べ終わり、もう入りませんと言うので、真一も僕もお腹一杯だと言って、そんなに沢山は食べれないねと言うと、もう当分肉はいいですと言うので、食べたく、

なったら又こようと言うと、ハイと喜んだのです、それでは一休みに美味しいモンブランを食べようと席を立つと、ここは私がと言うので、いいんだよ僕はバイトで一杯儲かっている、

んだと言って、


清算して店を出て並木通りに戻り喫茶店に入り、コーヒーとモンブランを頼んだのです、すみません、散財させてしまってと言うので、気にしないのお兄ちゃんは金持ちなんだぞと、

言って、ケーキは別腹だから入るよと勧めると、すご~く美味しいと目を輝かせていたのです、暫く歓談してそろではそろそろ帰ろうと言って、新橋まで歩いて電車に乗り武蔵小山、

の中華料理屋に戻ったのです、


叔母さんが楽しかったかいと玉枝に聞くと、ええ、凄く楽しかったです、と言うので、それは良かったと言ってビールと餃子を出して、まだは入るでしょうとグラスに注ぐので、

ゴク、ゴクと飲んで美味いと言うと、叔母さんが玉枝ちゃんお風呂に行きましょう、家にお風呂はあるけど銭湯は気持いいよと言って、おまえさん真一君の相手頼むわと言うと、

玉枝を連れて銭湯に行ったのです、


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