青春の群像(第3部)28 三笠にはダムの建設には反対しないので撤退金を払うように言ったところ、払うと言う事で和解したわけです、あの写真は約束を守らせる為に坂井さんに取らせたのです


青春の群像(第3部)28


三笠にはダムの建設には反対しないので撤退金を払うように言ったところ、払うと言う事で和解したわけです、あの写真は約束を守らせる為に坂井さんに取らせたのです国会議員の顔を、

取らなかったのは、私の手ごころですよ、顔が写っているとわかれば必ず取り替えそうとして、何処かのヤクザと抗争する事になります、写っていなければ確定的な証拠にはなりません、

が、


マスコミにリークするネタとしては十分です、坂井さんは私を信用してダム建設には反対しない、地元住民は環境保全をはかると説得すると言っていました、あの私が指さしている写真、

は道路の出口を指摘していたのです、焼肉屋で和解はなりましたが、念のために私が総てを知っていると三笠に知らしめる為に道路建設ルートを回ったのです、そして次ぎの日は撤退、

したのです、


その後坂井さんがあの展望台から滑落した事を聞いたので、三笠を問い詰めましたが自分ではないと言うので、徹底的にその日の行動を国会議員共々しらべましたが、関与していない事、

がわかったのです、やはりあれは事故だったのでしょうと言い、これが私の知っている総てです、坂井さんとの約束がありますから、ダムとゴミ処理場を同時に作るなんて事をしょうと、

すれば戦車を出動させて潰してみせますと酒を飲み干したのです、


真一がいやあれは事故ではないと思います、塚田さんの指摘のとおり坂井さんの姉とその旦那が関与していると思いますというと、なんと、金の為に親を殺したと言うのですかと言うの、

で、娘さんではなくその連添いが仕組んだ事でしょう、坂井さんの家には自由に出入りできます、頭に打撲の後があったのは後ろから殴り気絶させ、軽自動車で展望台まで運び投げ落と、

したのでしょう、


娘さんは2人は知らないと思います、あの高さから落とせば最後には、頭が一番重いので、頭が叩きつけられ、頭骸骨は粉砕するはずです、打撲傷の跡しか残っていなかったのは、落と、

す直前に息を吹き返したのでしょう、滑落するときに防御の姿勢になり頭から落ちなかったと思われます、もと良く司法解剖していれば相手の髪の毛か皮膚が爪の中あたりに残っていた、

かもしれません、


2年経っていますので証拠は残っていないと思いますが、貴方が指摘している写真を犯人がみれば、あそこに何があるか必ず見に行きます、なにもない事がわかって安心するでしょうが、

ポケツをほることになりますと言うと、なる程素晴らしい推理と分析ですねと須藤が笑い、おなたの目はあの国分であった少尉殿の目とそっくりですよと言うと、塚田が何をいうか、

貴様も真一君と同じ目をしていたぞと笑うので、


ママが水割りを作り、塚田と須藤にあの時代を思い出しましたかと言うと、貴方が少尉の奥方ですね、アメ公を叩きつぶして救い出したそうではないですか、少尉は予備士官としては、

すご腕のパイロットだったんですよ、あれは終戦末期の沖縄作戦の時でした、私はグラマンとの空中戦で2機を叩きおとし、普通は直ぐに警戒態勢にはいるのですが、魔がさしたのか、

落ちて行くグラマンを見ていた時、


もう一機のグラマンに背後につかれ、振り切ろうと必死に回避運動をしましたが、中々の腕前で振り切れず、これまでだと覚悟した時、一機のゼロ戦が急降下して機銃を発射して、

その玉が尾翼を打ち抜き急降下した為に助かったのです、敵のパイロットがパラシュートで脱出したので、私が襲いかかろうとした時にそのゼロ戦が私の前に立ち塞がったのです、

邪魔するなと手でどけと合図しましたが知らん顔しています、


やがて横に付きニヤ~と笑い手を基地の方に向けて戻るぞと合図したのです、私はユーターンして後を追いかけて基地に着陸して、走りよりなんで邪魔したんだと言うと、敵は丸腰、

だ、武士のなさけだろうと笑って傍を離れたのです、それが少尉だったんですよ、冷静に考えれば少尉の言うとおりだったんです、我々の任務は特攻隊員の護衛で彼らを死地に誘導、

する死神の役目だったんですよと酒をグイ飲みしたのです、


私は政界のフクサーと言いわれている見たいですが、弱いものいじめをした事はありません、国会議員であろうと、弱いものを痛めつけているやからは、引導をわたしているのです、

だからヤクザにならなかった訳です、しかし少尉が経済ヤクザになっていたとは驚きです、さすが学卒のインテリですね、昔とちっとも変っていないのでしょうと言うと、塚田が、

貴様も変わっていないなあとグラスを傾けて乾杯したのです、


一気のみして立ちあがり須藤飛曹長は原隊に復帰します、要請があればいつでも戦車を出動させますと言うと、店を出て行ったのでママが見送ったのです、真一が思った通りの人で、

したと水割りを飲み干すと、塚田があいつめあの時から時間が止っているのかと嬉しそうに笑うので、ママが帰って来て戦友とはいいもんですねと酒をグイ飲みすると、戦友ではな、

くライバルだなと言ったのです、


塚田さん助かりましたこれ総て解決しそうですと言うと、なんの、何かあれば須藤にも協力させますよと笑うので、お願いしますと言つて席を立ちトンボに向かったのです、店に、

入ると山本がビールを注ぐので飲み干し、もう一度須藤、三笠、国会議員のアリバイを調べましたが、アリバイは完璧で、皇国隊は当時ゴミ処理場の反対の街宣であの場所にいた、

そうですが、


三笠の敵だったと言う事になります、ゴミ処理場はダム建設とは別に凍結になり、別な場所に建設するように用地を探しているようで、あの用地は買収していないそうです、買収、

済みは真一さんが指摘した道路の近辺のみで、三笠の土地は少し入るだけだそうです、やはり須藤の街宣を都は恐れているようですと言つたのです、そうなると事故ですかねと言、

うので、


もう1人います、坂井さんの姉の連添いです、この男のアリバイとその当時の状況を調べてくださいと言い、恐らく犯行現場は坂井さんの家だと思います、軽自動車もありますし現場、

からは直ぐの場所です、用地売却に反対していたので、金に困っていた姉の旦那がやったとすればみんなつじつまが合いますと言うと、なる程と言う、あのカメラには男が写ってい、

ました、


ロープに乗ったのが3人で対岸にいたのがその中の一人です、田中が調べに行きましたが、2人はあの町の人間ですが1人は違うそうです、1人の顔写真を照合していますが、前がない、

ので田中が今片っ端から調べていますと言うので、警視庁にはないでしょう、それが姉の旦那だと思いますと言うと、住んでいるのは隣町の府中と言う事すフアックスを府中署に、

送って調べてもらいますと田中に連絡を取ったのです、


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