青春の群像(第3部)2 翌日は羽田から新潟に行くと外務省の職員が出迎え、船で行くと30時間かかります、丁度ウラジオの領事が外務省に報告する為にチーター機で着いたばかりで、ソ連のチ


青春の群像(第3部)2


翌日は羽田から新潟に行くと外務省の職員が出迎え、船で行くと30時間かかります、丁度ウラジオの領事が外務省に報告する為にチーター機で着いたばかりで、ソ連のチャター機がこれ、

からウラジオに帰ります、それに便乗してください、乗客はウラジに帰るロシア人5人ですと言うので、荷物を持ちチーター機に乗り込んだのです、二時間のフライトでウラジに着くと、


領事館員の鈴木と王中尉が出迎え、鈴木が王中尉を紹介したので、宜しくと握手をしたのです、ホテルに荷物を置いてレストランに行き夕食を食べたのです、食事が終ると、鈴木が私、

は領事館に戻ります、ここからは王中尉が案内しますと言うと店を出て行ったのです、もう少し飲んで話をしましょうと、シヤンパンを注いで、中尉は青江の仲間ではないのと聞くと、

違いますよ、


私の父親は青江一派の文化大革命でつるし上げられ、刑務所で病死したんですよ、父親は北京大学で物理を教えていましたが、知識階級はブルジヨアの考えをしていると逮捕状もなし、

に紅衛兵に捕まり投獄されたのです、私が高校を卒業した時の事です、罪を認めないなら強制労働送りだと言われたのですが、自分にやましい事はないと拒否した為、国境の刑務所、

に入れられて、


強制労働させられて病死したのです、母親と私と妹も監禁されたのですが、保安部長であった周次官が父の知り合いだったので、秘かに手紙を出したのです、そして突然釈放され、

周次官が家に訪ねてきて、士官学校を受けるように言うので、試験を受けて合格し卒業すると保安部に少尉として任官したのです、周次官は私達家族の命の恩人なんです、


青江一派は権力を手に入れる為に、若者をそそのかして文化大革命の名の元、知識人を多く投獄して、改革しょうとしているNO2の周首相の失脚を狙っているのです、周首相の味方も、

多く青江一派は手がだせないのです、それで合弁会社の成功を邪魔して、その責任を取らせようとしているのです、毛首席の夫人ですから魑魅魍魎な連中が色々と焚きつけていると、

言うわけです、


私が青江一派に組みするわけがありませんと言ったのです、周首相のお陰で大勢の知識人が釈放され学校に戻っています、文化大革命もかげりが出てきたわけです、もう少しの辛抱、

です、必ずあの一派を叩き潰しますよと言い、そんなわけで周次官と親しい貴方は狙われる恐れがあるわけです、事故に見せかけて殺害する事くらいやりかねませんと言ったのです、

そうか、


それは面白いもし僕に手を出せば痛い目にあいますよと笑ったのです、まずはつるんでいる合弁会社の幹部にお灸をすえましょう、誰だかわかると聞くと、劉と言う男で、今回工場長、

になったそうですと言うので、社長はと言うと、社長も知識人ですから青江一派ではありませんが、実質は劉が牛耳っており、仲間は3人います、この連中が子飼で皆を監視している、

のですと話したのです、


計画を話すと非合法でも協力せよとの次官の命令です、トイレで眠らせて麻薬は私が打ちましょう、そして麻薬と注射器を発見したら、保安部に通報して劉と3人を逮捕させます、外部、

との接触はさせないようにします、もし青江一派が助け出そうとすれば、麻薬密売容疑で検察に告発しましょう、多分そうなる事を知っていますから、関係ない顔をすると思いますと、

言うので、


多分劉の親族の会社を使って水増し請求を出して、不当な利益を出させて、青江一派の資金源にしているのだろう、それをあぶりだして金を没収しよう、多分銀行にあるはずだから、

それを凍結すれば良い、青江一派は自分達に火の粉がかからなてように、劉に預けて必要な時現金で受けとっているはずだと言ったのです、後は合弁会社から日本の本部への水増し、

請求だな、


営業の責任者を叩けば白状するはずだ、僕が聞いた話だと、過去5年で5億に登るとのことだ、又本部からの貸付金の行方も調べようと言ったのです、中尉が村上さんが中国にいる時は、

私の上官です、何なりと命令して下さい、非合法の訓練も受けていますと言ったのです、軍人にしては平服を着ていると普通の中国人だねと言うと、それが保安部員の役目ですと言う、

ので、


それではそろそろ出ようとチェックを頼むと、鈴木さんが払っていきましたと言うので、連れ立って外にでると、どうしますと言うので、洋服屋はないのと聞くと、この先に化粧品、

男性、女性の洋服を売っているところがありますと言うので、二人で行き、店員にPlease choose a dress and cosmetics as this lady and tell me the manner of the、

make-up.と言うと、Certainlyと答えたのです、


王が私がドレスと化粧するのですかと言うので、英語が分るんだと言うと、保安部員は情報員ですので、日本語、ロシア語、英語、ドイツ語は喋れますと言うので、さあ試着してみて、

僕は外の屋台で一杯のんでいるので、出来たら教えてと言い、道路端にあった屋台に座りビールとツマミを手まねで頼んだのです、暫くすると店員が呼びに来たので店に入って王を見、

ると、


綺麗に化粧してドレスを着て、ハイヒールを履いています、中々ステキだよと言うと、苦笑いをしています、王が店員に化粧道具といいまで着ていた洋服とズボンをホテルに預けて、

くれるように頼んだのです、真一が料金を払い、チップを渡すと快く引き受けたのです、その格好でないとクラブで飲むのには地味すぎたよと言って、どこかクラブに案内してと、

言うと、


ハイ少し歩いたところにありますよと言うので、ハイヒール大丈夫と言うと、訓練は一通り受けているんですよといったのです、歩くのを見ると、なれた歩き方をするので、すご~い、

と褒めると、手を組みブルジョアはこうするのでしょうと笑ったのです、クラブに入るとジャズが演奏されていたのです、ビールとツマミを頼み王と乾杯したのです、ソ連もジャズを、

聞いていいんだと言うと、


最近色々と解放政策を取っているそうです、国民の楽しみを総て奪う事はできませんわと言うので、中国も早くそうなればいいのにと言うと、日本は民主主義でも中産階級が多いので、

貧富の差が少ないのです、アメリカ、イギリス、フランスなどは民主主義といいながら貧富の差が激しいでしょう、政府は中国もそうなるんではと恐れているのです、日本は戦争に負、

けて、


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る