3.小説を読む時の「逆算思考」的読書とは?

 物語の場合、いきなりラストを読んでしまうのは流石に乱暴すぎます。

 なので、最初から読むことになるのですが、


 注目すべきは「主人公の台詞と行動」これだけでいいです。


 サブキャラや時代や状況とかすっ飛ばしてください。

 気になったら、読み返せば良いんです。

「なに? 内容が分からなくなった? そこに過去ログがあるじゃろ?」


理由)

 物語って要するに、主人公が目的に向かって進んでいくストーリーなのです。

 なぜこれが逆算思考に繋がるのか? 


 作者はクライマックスに向かって書いています。


 これに向かって主人公はイベントに挑み、サブキャラクターは巻き込まれていきます。

 ですから、「主人公の目的はなんだろう? どうやって達成していくんだろう」と考えながら読んでいくといいです。


 拾い読みしながら「あれ? なんでこうなってんだ」と思ったらページを戻ってしまうなり、メモや付箋で印をつけるなりして、あらためて読み進めます。

 もしかしたら、サブキャラがストーリーに関わっているのかもしれません。新発見ですね!


 この方法の副産物として、小説を読むのが楽しくなり、印象に残りやすくなるのです。

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