第6話「たきちほー」

「いやー。それにしても大変でしたねー。」

 崩れて、バスの中……座席周辺に散乱した、積み上げられていた物品を、最初と同じ、積み重ねられていた場所に戻しながら、かばんがラッキービーストにそう言った。

 そして、そんなかばんが積み重ねている物品。

 それは、前回の終盤、エボシカメレオンと言う名前のフレンズがバス内に透明になったまま侵入……。

 エボシカメレオンがラッキービーストとの過去の話を語った後、ゴタゴタがあり、エボシカメレオン……彼女が勝手にバスをハイスピードで運転し、車内に発生した気圧が元となり、バスの車内に積み上げられていた物が崩れ、散乱。

 かばんはなんとか彼女にバスを停車させ、その上で彼女をバスから出したものの、バス内には物が散乱したままだった。

 バスの暴走中、かばんがラッキービーストに彼女について聞くと、元々“ジャパリカーレース”という競技の“レーサー”の1人だったらしい。

 そしてここからは、後に聞いた話となるが、彼女は毎回、一位を取っていたらしく、それを趣味としても認識していた。

 だがラッキービーストの言う“例の事件”が起こり、ジャパリカーレースは行われなくなり、彼女は失業。

 同時に趣味も失った。

 それ故か、彼女は失業して以降、車のような形状のものを見付けると、すぐに近寄り、入口を探すなど、依存的な行動が見受けられたらしい。

 ……殆どは、車の形状をした大きな岩だったらしいが。

 だが今回の場合、それも一転。

 彼女……エボシカメレオンは、バスであるという事を確認して乗り込むと、先程も説明したように、カーレースの時の様に、スピードをマックスに上げ、バスを暴走させた。

 なんとも迷惑な話だが、可哀想だとも言える。

 ともかく。


 そんな過程があり、片付けをすることになった。

 サーバル達にも手伝わせようとしたものの、あまりの恐怖に口をポカンと開けたまま、目を見開いて失念していた為、それは断念。

 結局、かばんが一人で片付けることになった物である。


 ……サーバル達はいつ我を取り戻すのだろうか。

 かばんは考えた。



 ……後先が心配である。



 オープニング




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 ……数分後。

 散乱した物の片付けを終え、かばんは座席へと座り込み、気力を失ったように項垂れた。

 かばんはふと、横目でサーバルの姿を確認した。

 彼女はまだ失念したままだ。

 起こす為に声を掛けようにも、片付けのせいか手首が酷く痛み、その気力すらない。

「ジャア、シュッパツスルヨ。」

 ラッキービーストが言うと、けたたましいエンジン音が鳴り出した。

 かばんはサーバルが目を醒ましたのではないかと横目で見る。

 ……だが、彼女は未だ失念したままだ。

 車が前に進み始めた。

 かばんは疲れを癒すため、未だ失念したままのサーバルに顔を向けながら、深い眠りに落ちた。

「サーバルタチニハ、ナゼキミガネムッテイルノカセツメイシテオクヨ。」

 ラッキービーストが言った。

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 サーバルの脳のもやが少しずつ消え、意識がだんだんと深いものになっていく。

「……あれっ?」

 サーバルは気付くと、最初にそう言った。

 肩が妙に柔らかい感触に覆われ、少しばかりか重い気がする。

 それは何故なのかは、後で確認するとして。

 誰か、フレンズがもう一人居たような気もするが、その気配はない。

 ましてやそれどころか、前後の記憶がない。

 サーバルは肩に目を向けると、その柔らかく、重い物の正体がかばんである事に気がついた。

「か、かばんちゃん? かばんちゃん?」

 サーバルはそう、かばんに声掛けた。

 だが彼女は少し頭を動かしただけで、これといった反応は見受けられない。

「サーバル、オキタンダネ。」

 運転席に座るラッキービーストが、座席に座り、かばんに肩にもたれ掛かられながら戸惑い続けるサーバルに言った。

「あ、ボス! かばんちゃんが眠って……何があったの?」

 サーバルはラッキービーストに気付くと、そう聞いた。

 ラッキービーストは彼女……サーバルの問いにこう答えた。

「ニジカンホドマエ、エボシカメレオントイウフレンズガジョウシャシテキタデショ。」

「うん。」

 サーバルが相槌をうった。

 そうだ。

 バス内に居た、もう1人のフレンズ――それは彼女の事だ。

 サーバルはそう思った。

 サーバルの相槌を聞いて、ラッキービーストは続ける。

「ソノ、エボシカメレオントイウフレンズガ、カッテニバスヲモノスゴイハヤサデウンテンシテ、キミヲフクメタカバンイガイノフレンズタチガミンナキゼツシタンダ。」

「あー。」

 サーバルは曖昧な表情を浮かべて呟いた。

「ソシテ、バスニハソコニアルモノガチラバッテ、ナントカバスヲトメタアト、カバンガヒトリデチラバッタモノヲカタヅケタンダ。カバンガネムッテイルノハ、ソノトキニツカレタノガリユウニナルネ。」

「そっか……。かばんちゃんを起こすのは止めておくよ。」

 サーバルはかばんの上体を己の膝に下ろし、彼女の頭を撫でながら言った。

 かばんのサラサラとしながらも、きれいに整った髪が指にまとわりつく。

 サーバルは口元に笑みを浮かべながら、横に目を向けた。


 他のフレンズ達は、まだ気絶したままだ。

 サーバルは、位置的に一番近い、アライグマの腕を人差し指指で突っついた。

 すると。

「っぴゃあ!」

 アライグマは驚き、そんな短い悲鳴を上げて目を見開いた。

「わっ!」

 ほぼ同時に、アライグマの短い悲鳴を聞き、アライグマの隣に気絶したまま座っていたフェネックも、驚いて悲鳴を上げ、目を見開いた。

「しっ……! しーっ!」

 サーバルが、悲鳴を上げた二人に向けて言い、かばんを指指した。

 二人はサーバルの指指した眠るかばんを見ると、微笑しながら口を覆うように両手で塞いだ。

 しばらくすると、アフリカオオコノハズク、ワシミミズク、タイリクオオカミも意識を取り戻した。

「……? 一体何が……あったのです……?」

 アフリカオオコノハズクが言い、目をちらつかせる。

「ふ、震えが止まっ……らないのです……。何なのですか……。」

 ワシミミズクもアフリカオオコノハズクに続けるように言った。

 アフリカオオコノハズクはワシミミズクを抱き寄せた。

 ワシミミズクは体を震わせながらも、アフリカオオコノハズクの体に抱き寄った。

「い……、一体何が……?」

 タイリクオオカミが言った。

 そんな彼女達の言葉を聞き、ラッキービーストはサーバルに答えた時と同じように説明し始めた――。

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「ねえねえ! ボス! あとどの位で着くの?」

 サーバルがかばんの眠りを妨げぬよう、運転席近くの座席に膝立し、運転席に身を乗り出しながらラッキービーストに聞いた。

「モクテキチハマチダヨ。カバンノナカマノ、ジンルイ……ヒトガイルカノウセイガモットモタカイバショデ、ソコヘハタキチホートカセンチホーニアルハシヲワタルコトニヨッテタドリツケルヨ。ハシハモウスグダネ。」

 ラッキービーストは答えた。

「ふーん。私には良く分かんないけど、かばんちゃんの仲間の元に近付けてるって事だね!」

 サーバルは言い、かばんのいる方向へ向き直ると、呟くように言った。

「良かったね……。かばんちゃん。」

 だがそんな言葉とは裏腹に、サーバルは、かばんの仲間がもし“まち”に居たら、自分はかばんと離れる事になるのではないか、という不安を抱いていた。

「サア、タキノチカクニデルヨ。」

 ラッキービーストが言うと、バスは開けた場所に出た。

 奧の方では透明な水が大きな音を立てながら、尽きることなく流れ落ちている。

「サア、ココカラハシヲワタッテ……。」

 ラッキービーストはそこまで言い、言葉を止めた。

「……ボス? どうしたの?」

 サーバルはラッキービーストにそう声を掛けた、

 だが一向に答えが返ってくる様子はない。

「……ボス?」

 サーバルは前を向いた。


 ……石をレンガの様に積み重ねて作られたその石橋は、右側を除いて、全て崩れ去っていた。

 その橋は既に、フレンズ1人、渡れるかどうかさえ分からない状態だった。

 そして今、バスはその橋へ向けて進み続けている。

 ……サーバルは言った。

「と、止めて! 止めてぇ~っ!」

 一時が過ぎ、バスが停まった。

 固まるラッキービーストをどかし、タイリクオオカミがブレーキを掛けたのだ,

 それにしても……。

 あの橋、どうしたら渡れるだろうか。

 サーバルはふと、橋の向こう……そこに佇む“あるもの”に目を向けた。


 ……それは、サーバルが今までに見たことのない位の、巨大な木だった。

 もちろんそれは、エボシカメレオンが再現出来るような物ではない。

 サーバルはそれを見てあることを思い付いた。

「みんな!」

 サーバルは言うと、その巨大な……巨大すぎる木を指指した。

 5人はそれを見ると、コクリと頷いた。

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「うみゃみゃみゃ……みゃあ~っ!!」

 サーバルはそう叫びながら、その巨大な樹木……その表皮を爪で傷付け、剥ぎ、削り取っていた。

 だがそれは、削れば削る程硬さを増すばかりだった。

 だから中々、一向に巨木は倒れない。

 だが、彼女達は野生解放だけはしなかった。

 野生解放をした状態で倒そうとすると、いくら巨大で、硬い木であったとしても、その衝撃でバラバラになり、辺りへ散ってしまいかねない。

 他のフレンズ達は、既にその硬さで手を痛めて、その場でへたれ込んで休んでいた。

 サーバルの手は、いつの間にか傷だらけになっていた。

 だが、サーバルは諦めなかった。

 もう少しで、親友……かばんの、が見付けられるかもしれない。

「う……っ。」

 傷口が酷く痛む。

 だがサーバルは、そこで簡単には諦める訳には行かなかった。


 ……それからしばらく経つと、その巨大な樹木の幹が柔らかくなってきた。

 その時にはその巨大な樹木の削っている部分の幅は半分以下になっていた。

 恐らく、あともう少しで倒れるという合図だろう。

 サーバルはそれに気付くと、足元に倒れ込むフレンズに向かって叫んだ。

「みんな!」

 サーバルの叫びに、その場に倒れ込んでいたフレンズは顔を上げた。

「あっち側に、この木を倒して!」

 サーバルは続けて叫んだ。

 フレンズ達はその木の削れていない方に回り込むと、それを勢い良く、力強く押した。

 すると、その巨大な樹木は大きく揺れて、向こう岸へ倒れ――


 ズッシーーーーーン!!!


 ――大きな橋を作り上げた。

 ……しかし、何だかおかしい。

 木の尖端、葉のある場所が、大きく動いている。

 サーバルは目を凝らした。

 すると、向こう岸にあるその木の葉の上で、見たことの無い1人の鳥のフレンズが、不満げな表情を見せながら、何やら口元を動かして飛んでいたのが見えた。

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 ズッシーーーーーン!!!



 大きな音が鳴り響き、かばんはその音に驚いて、目を覚まし、目を見開いた。

「な……、何が! 一体何があったんですか!?」

 かばんは運転席に座るラッキービーストに叫ぶようにそう聞いた。

「サーバルタチガ、コワレタアイワラバシノカワリニバスガワタレルヨウニ、ムコウギシニハエテイタキョダイナジュモクヲタオシタンダ。」

 ラッキービーストは無機質な声で、かばんの叫ぶような問いにそう答えた。

 かばんはそんなラッキービーストの言葉を聞くと、窓の外を眺めた。

 向こう岸にはサーバルと、他5人のフレンズ達が立っている。

 そして、その目の前には倒れ、向こう岸と、こちらを繋いだ大きな樹木がある。

 かばんはふと、あることに気がついた。

 サーバルたちが倒したのであろう、巨大な樹木の 葉の上。

 そこで、一人のフレンズ――おそらく鳥のフレンズだろう――が飛んでいた。

 そしてそのフレンズは、何やら大きな声で叫んでいる。

 かばんは迷わず、バスの外へ出た。

「何してるんですか! これ、私の家なんですけど!」

 そのフレンズはサーバル達に向けて、そんな言葉を放っていた。

 だがその距離があまりにも遠すぎて、その声は届いてはいない。

 サーバルは目を凝らしながら、そのフレンズに向けて疑念の表情を浮かべ、ただ突っ立っていた。

 そしてサーバルは手を振った。

 おそらくかばんが起きたことに気づいたのだろう。

 恐らく、こう言っているに 違いない。

「あ、かばんちゃーん! やっと起きたんだ。」

 そんなことはともかく、あのフレンズの話を聞こう。

 さっき、「私の家なんですけど!」などと言っていた。

 だから、返すべき言葉は簡単だ。

「すみません。」

 かばんはそのフレンズに、そう話しかけた。

 頭を下げて。

「あ、もしかして……あのフレンズさんたちの仲間ですか?」

 そのフレンズはささやくようにそう かばんに聞いた。

「はい。……ここのあの橋、壊れていて。バスを運ぶために必要で……すみません。」

 かばんはそう答えた。

「まぁ確かにあんな橋じゃあ、崩れたりしたら大変ですからね……。」

 そのフレンズはそう答えた。

「その……。お詫びといっては何ですが、新しい家を探すの、手伝いましょうか……?」

 かばんはそのフレンズに聞いた。

「 ありがとうございます。……私ツバメって言います。よろしくお願いします。」

▼■■■■■▼ スズメ目 ツバメ科 ツバメ属

■  ■  ■

■  ■  ■ ツバメ

■  ■  ■

 ■■  ■  Barn swallow

 ツバメはそう答えた。

「……家は……、歩いて探した方が良さそうですね……。」

 恐らく、車で探し回るとあちこち気が倒れてしまうだろう。

 かばんはそれを考慮しながらそう言った。

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 にっぽんとりけんきゅうかい はなさきおねえさん

「えーツバメはー。鳴管が発達していて比較的大きい声で鳴きますね。日本語ではその生態を反映して「土食て虫食て口渋い」などと聞きなしされたりします。さえずりは日中よりも、早朝から午前中にかけて耳にする機会が多いですねー。はいー。またー、飛んでいる昆虫などを空中で捕まえて食べますねー。水面上を飛行しながら水を飲んだりもします。」

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「あ、これなんかどうですか?」

 かばんがその木を指指しながら言った。

「そうですね……。」

 ツバメはそう呟くと、かばんの質問に、その気に自身の体を寄せながらこう答えた。

「表面は……、すべすべしてて、気持ちが良いです。」

 かばんはそんなツバメの言葉を聞くと、柔らかな笑みを浮かべた。

「じゃあ……!」

 かばんが言おうとするも、その声は儚くツバメが次に放った言葉に掻き消された。

「でも、枝が小さいのでダメですね……。これじゃあ眠ってる時に落ちてしまいます。」

「そうですか……。」

 かばんはツバメの言葉を聞いてそう呟き、肩を崩した。


 それから数分が経ち、かばんはまたある木を見つけると、その木を指指して言った。

「それじゃあ、この木はどうですか?」

 これでもう17本目の木だ。

 そろそろ決まってくれれば嬉しいが。

「うーん。……枝は太くていいですけど――。」

 どうやらそれも無理そうだ。

 かばんはツバメのそんな言葉に、肩をすくめながら俯いた。

「まあ、いいと思います。」

 かばんはツバメの言葉に面を上げた。

 OKなのか、ダメか。

 その言葉を待って。

 かばんは呟いた。

「……えーと。」

 一時が経ち、ツバメが再び口を開いた。

「木はこれで大体良いですね。」

 かばんはツバメの言葉に、胸を撫で下ろした。

 だが、ツバメの言葉に疑問を感じると、かばんはツバメにこう聞いた。

「え……、『木は』って……?」

 ツバメはかばんの問いに、こう答えた。

「あ、はい。巣を作って頂ければ……。」

「ええっ!?」

 かばんと、ツバメを除く6人のフレンズがそう答えた。

 だがツバメは続けて言った。

「……とは言いたい所だったんですが、流石にそれは時間が掛かりすぎるので……、小枝を、1000本ほど集めて頂けませんでしょうか?」

 かばんはツバメのその言葉に、地面を見下ろすと、笑って彼女の顔を見つめて、こう答えた。

「はい!」

 小枝の収集はかなりた易かった。

 なにせ、小枝はそこら中の地面に、沢山散らばっていたからだ。

 さらに、かばんが10本ごとに紐で纏めたお陰で、さらにその効率は向上、開始わずか40分で終了した。

 かばんは1000本の小枝を纏め上げると、ツバメにそれを手渡した。

「みなさん、ありがとうございました。」

 ツバメが言った。

「いえいえ。良いんですよ。こっちも迷惑をかけてしまったんですし。」

 かばんは答えた。

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「うみゃみゃみゃ……。みゃあ~~~~~っ!」

 サーバルが叫び、勢いをつけてから、大きく跳躍した。

 彼女の手にはバス。

 キョウシュウエリアのじゃんぐるちほーで、かばんがあんいんばしを直したあの時のように、サーバルは跳んだ。

 サーバルはその橋から向こう岸までの3分の1の地点に着地すると、前へ……。

 かばんの元へと向かって走り出した。

「う、うわっ!?」

 サーバルの足元が大きく傾き、彼女はそう叫んだ。

「サーバルちゃん!」

 かばんは叫んだ。

 サーバルはなんとかバランスを保つと、再びかばんの元へ向かって走り出した。

「うみゃみゃみゃみゃ……。みゃあ~~~~~っ!」

 サーバルは大きく飛躍すると、岸の端ギリギリの場所に着地した。

 サーバルは無事に足を着いた事を確認すると、バスを降ろした。

「サーバルちゃん、大丈夫!?」

 かばんは聞いた。

「私は大丈夫だよ! だって、フレンズだから!」

 サーバルは胸を張りながらそう答えた。





 エンディング

 https://kakuyomu.jp/shared_drafts/UVqonbt4Y60dlP0PHaVakEFytHvdAV2k





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   の        の

    の      の

 の の タイリク予告 の の

    の      の

   の        の

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 どうも。

 コナン・ドイ……タイリクオオカミだ。

 投稿遅れてすまない。

 そろそろナマケモノのフレンズなのろまな野比のび太のような作者を殴りたいと思っている。

 そんなことはさておき、今日もいつも通り予習をする訳だが、今日はこの後、重大発表がある。

 ま、小話に纏めるがな。

 それでは、今日も予習に入るとしよう。

 今回は「どうくつ」を予習する。

「どうくつ」は、地形上に何らかの原因で空いた穴で、ヒトやフレンズが通れるようなものや通れないようなもの、形状もそれぞれでかなり違っているなどの特徴も含まれる。

 貫通をしていることもある。

 中は真っ暗。

 全く見えない。

 そんな中をどう移動するか。

 それは次回のお楽しみ。

 次回、「どうくつ」。

 それじゃあ、重大発表になるSS、どうぞ!

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