アクセルロディ(ラスボラ・スンダダニオ)
輪郭が透明ながら背が青、腹に赤または緑と赤の発色がある最小クラスのサカナ。
一般的にはラスボラ・アクセルロディの名前で売られているかもしれないが、学術的にはラスボラ系統のサカナは最近になって細分化されたので、本種に関してはスンダダニオ・アクセルロディが正しく、その中でも成熟すると青と赤の発色が見られるブルータイプと、成熟するまでは全体的に赤いが成熟すると緑と赤の発色が見られるレッドタイプが存在する。この発色の差は採取される場所によって生じた個体差なのでほぼ同一のサカナである。
混泳に関しては問題ないが、群れるタイプのサカナとしては最小クラスであり、混泳かを問わず10匹単位でのまとまった数を導入するのがストレス軽減となる。
また、テトラ系のような彼らより大型で活発な種類が混泳相手だと本種にとっては生きていくうえで不利な環境になる可能性が高い。よって、テトラ系はパイロットフィッシュとして優秀だが、群れるほどテトラ系を導入することはおすすめできない。
よって、活発なサカナを本種と混泳させる場合には単数で数種類導入するか単種で三匹程度のごく少数での投入を勧める。また、最小クラス同士になるハナビやエリスロミクロンに関しては水槽設備の管理さえしっかりしていれば、小型水槽でのそれぞれの群泳も問題なく行えるだろう。
おまけとして、本種の若いうちは透明なだけの地味なサカナである。そのうえ成熟し環境が整わないと綺麗な発色が見れないという難点があり、本来の美しさを楽しむには本種が主役の水槽にしてあげる必要があるだろう。
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