プレコは注意

 古代魚好きがついつい手を出してしまうサカナ。

 ガラスや流木に吸い付いてコケを食べてくれるのだが、同じ見た目のサカナをまとめてプレコと国内では呼ぶ悪影響で、生態情報を正確に把握されていないがゆえに巨大化して飼育困難に陥るケースが多く初心者には向かない。何よりインターネットや果ては専門業者までが大人しいしコケを食べるからと販売するが、1m近く成長するサカナを飼える愛好家ばかりではないというのに……根本的な問題として、90cm水槽ほどになると水を入れるだけで家屋の床の基本設計耐荷重を超えて床が破損し出すので補強工事や荷重分散が必要になる。


 混泳は不可能。そう言っておかないと何が起こるか分からない。

 売られているプレコは小型だが、成長すると50cmを越える種類が極めて多いので危険であり、基本15cmまで成長することを考えるならば小型クラスのサカナは誤飲されるので混泳は不可能である。混泳をするなら大型水槽を購入・維持するだけの多額の予算を組んで中型魚の混泳水槽を用意しよう。

 プレコの見た目を気に入った方はオトシンネグロを飼育してみよう。オトシンクルスはプレコの遠縁の親戚にあたるので、プレコの小型種をオトシンクルスと呼んでいると考えることができる。


 おまけとして、オトシンプレコと呼ばれるプレコがいる。ややこしい。

 やっぱり巨大化するのでプレコと名前のつくサカナには注意しよう。

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