第6話 多数派
バス待ちの時に恐らく、エスカレーターの点検作業なのだろう。
それを見た時に大抵の人なら「ふぅーん。」みたいな感じで無関心なのかもしれない。
逆に関心のある人は居ないのかもしれない。
私は正直、驚いた。
エスカレーターの1段があっという間に組み合わさっていくのである。
工業に興味のある私はいつまでも見ていられるような光景であった。
皆さんはあるものに対して「興味があるのは自分だけなのではないか」と考えたことはないだろうか。
教科書に出ていたのだが、人間は、特に日本人は多数派にいたいという本能が働くのだそうだ。
それはこのことにも言えないだろうか。
私は「いつまでも見ていられる。」としか言っていない。
つまり、「やりたい」とは言っていないのである。
これは多数派にいたいという本能が働いているからではないだろうか。
誰も「やりたい。」とは思わないだろう。
それが多数派だとすれば「やりたい。」と言った人は「おかしい奴」というレッテルを貼られるかもしれない。
それがいじめやカーストに繋がるのではないか。
別の作品だが、私の体験談の作品がある。まだまだ下手な時に書いた作品のためよく分からなくなっているかもしれないが、その作品では語れないような事も実際はある。
人というのはあまりにもトラウマになり、脳に負担になる記憶は消してしまうのだそうだ。
多数派にいるのが自分の人生でいいのか。
ゲームみたいにセーブしてやり直せる訳では無い。
一回しか選べないその選択肢を多数派の方にしていいのか。
もう一度よく考えてほしい。
そして、自分の人生をもっと良く出来ないのだろうか。
高校生の今からだって遅くない。
人生はまだまだこれからなのだから。
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