第5話 アニメ

 アニメと出会ったのはいつだっただろう。


 最初はアンパンマンだったかもしれない。


 機関車トーマスだったかもしれない。


 その後、ドラえもん、クレヨンしんちゃんとどんどん設定が複雑になっていくアニメになっていった。


 そして、私の人生を変えたのは小学5年生の時の冬休みだろう。


 旅行していた時に、「暇だろうから1冊本を買ってあげる。」と言われた。


 私はそれまで本と言ったら教科書!みたいな人間だったので、その時に買った本に衝撃を受けた。


 その本は200ページくらいのものだったが、3日くらいで読み終えた。


 それから、小説にハマり始めた。


 だんだんとページ数が増えていき、最終的に2000ページレベルの本を休み時間(1回、約30分)2ヶ月くらいかけてよんだ。


 それと同時に、ソードアート・オンラインのアニメの第1期が始まった。


 そのアニメに僕はのめり込むかのようにハマっていた。


 第1期が終わり、学校が憂鬱になっていた時に第2期が放映されると聞き、テンションが上がった。


 そして、友達にこのソードアート・オンラインの小説があると聞き、ライトノベル(通称、ラノベ)デビューをした。


 小説=絵がないものと思っていた私にライトノベルは新たな概念をくれた。


 現在、僕はこのサイトで小説(?)を書いている。


 恐らく、文章が好きになった理由はあの時の買ってくれた小説だろう。


 その小説を読まなければ、僕は全く本と共に生きる人生は送ってきてないと思う。


 そして、ライトノベルというものに出会ったのはアニメが好きになったからだと思う。


 人生というのはひとつの道を切り拓く訳ではない。


 様々な道を切り拓くと同時に全ての道を通っていく。


 だからこそ、回り道をするのではないか。


 また、その回り道を通ることで人生はますます面白くなるのだと思う。


 たくさんの回り道をして、悩んで、そして進んでいく。


 それが人生を楽しむ一つの方法だと思う。

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