第2話 ワガママ

 ワガママは一種の自己表現である。


 ────確かにそうである。


 しかし、ワガママというのは子供にとっていつでもという訳では無い気がする。


 ワガママというのは自分の意思なのだが理性が発達しておらずに直感だけで言ってしまうことなのではないか。


 直感で言うのは悪いことではない。意外と当たるものである。


 小さい子が言ったことでも、考えさせられることがある。


 しかも、想像以上に落ち着いた子供が増えている。


 小さい頃から周りの子に「うるさい。」と思っていた。


 今思えば「全く素直な人間じゃないな」と思うし、ひねくれ者だっただろうなと思う。


 人というのはワガママな生き物だ。


 ある時は自転車が欲しいがために沢山研究して満足していたのに、今度は自動車、飛行機と様々な物を作り出している。


 今に至っては宇宙にまで進出しようとしている。


 ワガママは文明の発展には結構な割合を占めているのかもしれない。


 しかし、そのワガママで今の世界が危険な状態にあるのも事実である。


 人のワガママを言うことはいいが、それを実現するには長い時間をかけなければならないのだろう。


 今の子供はゲームに対して異常なほど執着している。


 これは悪いことだという人がいるだろう。


 僕はそうは思っていない。


 これは次の話に詳しく話そうと思う。

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