ちょっと早い今年の1冊⑥2018年版

もう12月なので「ちょっと早い」ではありませんが、さくさくご紹介しましょう。


ここから自己啓発系ではないもので良かった本をご紹介します。と言っても無関係でもありません。自己啓発系をたくさん読んでいるうちに、「悩みがたくさん頭の中にあって心が落ち着かない時は、先に身体にアプローチする事で心が元気になる」と書かれている本が多かったんです。

心(頭)が先だろうと一般的に思いがちですが、あまりに自己啓発系や体験談に書いてあるので、そんなに言うならやってみようじゃないかと思って買った本です。


ものすごく体が硬い人のための柔軟講座 中野ジェームズ修一


ストレッチ基礎本として買ったこの本ですが、良い所はタイトル通り「半端じゃなく硬い人でもできるストレッチが紹介されている」所と、「前屈が出来ないのはどことどこの筋肉が固くなっているから」、とか「肩こりの原因は、どことどこの部位が固くなっているのから」、とか丁寧に教えてくれる所です。

これ、意外と説明してくれるストレッチ本がないんですよ。逆のアプローチが一般的なんです。例えば、「姿勢を維持する腹直筋の柔軟性を高めておくことは腰痛予防にも役立ちます」なんて具合です。これだと、素人は「ふ~ん」で終わります。要は、よく分かっていなんです。

しかしこの本の場合は、「「大臀筋」「股関節外外旋筋群」「腸腰筋」は、どれも股関節の動きに欠かせない筋肉です。これらの筋肉が硬くなっていると骨盤の動きが悪くなるなどの理由によって、腰痛を引き起こしやすくなります。予防したい人は、この3つの筋肉の柔軟性を高めましょう」という書き方をしているんです。こちらの方が、「自分は腰を痛めやすいから、「大臀筋」「股関節外外旋筋群」「腸腰筋」をストレッチしたらいいんだな」とすっと入りませんか?


意外とこういう書き方をしてくれる本はないんですよ。ストレッチなんてどうでもいいだろう、身体が硬くても死ぬわけでもないしと長年考えていた私は、ストレッチの重要性を生れて初めて感じて買ってしまいました。私と同じ考えの方や、理論から納得できないとストレッチする気が起きないと言う理論派の方、また、大きなカラー写真でポーズも分かりやすいので、身体が硬いけれどストレッチしたいという方にお勧めです。

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