部活動残業の予行演習説

記)連載に向けて記事をため込みたいので、思いついたことをどんどん聞いていこうと思います(メタ発言)。今日は、学校の部活動というものについてお聞きしたいんです。部活動というとなにかと遅くまで残って、練習したり夏休みがつぶれたりということがありますが、エッフさんは帰宅部を中学高校の六年間ずっと貫いてこられたので、部活についてどう思ってるのかなと。


エ)高校の時帰宅部だったのはある程度既定路線でしたけど、中学の時は自信がなくて何もできなかったって感じですね。ただ、今考えれば部活で遅くまで残るのって完全に「残業の予行演習」みたいなもので、遅れることや定時を超えることに慣れるっていう意味合いはあるので、社畜(会社の奴隷のような存在)を育てるには絶好の場所であろうと思います。


記)なるほど。ただ、エッフさんは中学三年の時生徒会執行部で結構仕事をやってましたよね。他の部活動の追随を許さないほど遅くまで残ってたこともありましたが、あれは?


エ)あれは好きでやってました。楽しかったので。学校を「国」に見立てて、もし隣の学校の生徒が攻め込んできたら誰を将にして戦うか、或いは自分が軍を率いるかとか色々考えたり、政策を考えたりっていう、なりきりゲームみたいな感覚でやってたので。


記)軍隊みたいな縦社会はお好きではないと聞いています。部活動ではいじめが起こることがありますよね。


エ)そうですね。縦社会は嫌いです。部活はしばしばいじめの場所になりますね。縦の上にいる人が優秀ならいいですけど、そうとは限りませんし上を作ると下ができるので、いじめとか理不尽が起こる確率が。それもあって運動部はやめました。運動は好きなんですけど。私違反とかに加担してないまっとうな後輩には絶対牙をむきませんでした。派閥争いしてる相手の妹が後輩にいたんですけど、いたって扱いはシンプルでした。ふつうに、一成員として扱う。それだけでした。


記)後輩からしたら、害を加えてくる先輩ではなかったんですね。よかった。


エ)多分ですけどね。


記)結論からいうと、やはり目的意識というか、自分で考えることをしてない人が嫌いなんですよね。


エ)嫌いとまではいきませんけどなかなか仲良くはなれませんね。まあ、語ると長くなりますけど、考えなくてもある程度やっていける義務教育の中で育つと思考する力がなくなって、拘束力と縦社会の強い部活とかでいつまでも残される事に慣れてしまうと、「上に反抗しない奴隷」が育ちますからね。やー、学校は罪深い機関だと思いますよ。個人的に。


記)なんというか、エッフさんはそういうのをうまくすり抜けてますよね。


エ)ブラック企業のことをSNSで愚痴るくらいなら、みんなで一斉にやめちゃえばいいんですよ。行かないって行動に移すとか。流石に国民みんなが働かなくなったら国家は動かざるを得ませんから、どうにかするでしょうし。それか、愚痴るので終わるんじゃなくて弁護士雇ってガチで会社と法廷で戦うっていう選択肢を獲れば弁護士業界も盛り上がりますし最高じゃないですか。全国のブラックがびびりますし。そういう行動を起こさないあたり、洗脳されてるのかなって思いますね。それに


記)すみません、時間が来てしまいました。DISりが強くなりそうですしそろそろやめときましょう。


エ)はい。



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