読書について
記)前回、本の選び方がどうのこうのという話になったと思うんですが。
エ)なりましたね。
記)かなりの頻度でエッフさんは本屋に行かれてますよね。
エ)一週間に多い時で4,5回は行きますかね。まあ、多いのかどうかは知りませんが。
記)エッフさんから見た「いい本」と「悪い本」の見分け方を教えていただきたいんですが。
エ)これは、古参の歴史ガチ勢(と認識している)フォロワーさんに教えてもらったところでもあるので恐縮なんですけど。何の本を手に取るかにもよりますが、まず歴史系なのであればどんな資料を出典として語っているのか、ということが明記されている本は割と好印象です。
記)ソースは?というやつですね。
エ)そうですね。歴史に関わらず、科学系の本、とりわけ私は脳科学などを好みますが、その科学でも論文の出どころが書いてあったりするととても印象がいいです。実際私そこにアクセスして論文読んだりしますからね。英語あんま読めないので、「読むだけ」なんですけど(笑)
記)聞きたいのは、医療関係の本です。医学書を読み込んでいたことでも有名なエッフさんですが、あれを食べるなとか、これを食べるなとかいう本が多いですよね。ああいうものに関してはどう思われているんですか?
エ)私は栄養士でもないですし、医療関係者でもないのでコメントしづらいですけど、心理的には過激な印象を与えます。書き手は、それを手に取った人が健康になる事より自分の本が売れることの方を望んでいるでしょうね。大体ああいうものに目がいく人って病気してる人だったり身内が病気だったりすると思うんですよね。そこの弱みに付け込んで売ろうとしている本なんじゃないかと思います。
記)なるほど。正解があるならみんな病気になってませんものね。
エ)ですね。言葉はアレですが医療も巨大なビジネスの市場なので、病気がないと仕事がなくなる人がいますから。だから・・・おっとこれ以上は危ないかな?とか言ってみる。
記)ということは、ああいう医療本というのはいわゆる陰謀論に近いものがあると見ていいんでしょうか。
エ)どれが陰で、どれが陽か。というのはわかりませんけど、トンデモ話が混ざってるものがあるのは間違いないでしょうね。私の知り合いの話なんですけど、癌になった時に、見舞客がそろいもそろってみんなお別れの言葉を言ってくるってんで、「みんな私が死ぬと決めつけやがって」と怒り、すわ癌退治と張り切ったところ癌がなおったという話があります(笑)
記)それが直接の要因ではないにしても、精神の状態というのは大きいんでしょうね。病は気からということわざがありますが、ある意味先人は病気に関して核心をついたことを述べたのかもしれませんね。
エ)うちの亡くなった祖母も、若いころ乾布摩擦で結核を治したという伝説がありますね。本当なんだろうかあれ。
記)本当だとしたらすごい気合。
エ)水曜日のダウンタウンっていう番組で、私の大好きな小藪さんっていう芸人さんが昔「松本人志ロシアのスパイ説」っていう、こじつけにこじつけを重ねて松本さんがロシアと関係のある人間だって主張したギャグテイストの話があったんですけど、すごく好きですね。ほんと、ああいう話って多いんで。
記)娯楽としてみる分には面白いってことですかね。
エ)です。私は陰謀論とか都市伝説とかを殆ど娯楽としてしか認識してませんからね。なるようになる、死ぬときは死ぬの人なので・・・。例えばテロという「点」と、意味深なドル紙幣の柄という「点」を、むりやり人間が「線」でつなぐと、テロは予告されていた!テロが起こることをアメリカは知っていた!と飛んでいくわけで。
記)有名な話ですね。紙幣を折ると、ツインタワーが崩壊する絵が浮かび上がってくるとか。イルミナティカードとかもそういうたぐいですよね。
エ)まずなんで折ったし(笑)と思いますけどね。折る必要ないやんって。陰謀って、バレちゃいけないものですからね。ヒントになるようなこともやらないと思います。表にでてしまったらそれは陰謀じゃないんですよね(笑)
記)読書から話が脱線してしまいましたが、なかなか面白い内容になったと思います。ありがとうございました。
エ)まあ、ゆるくやっていきましょう。ゆるく。
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