20.8月19日

 今日、友一に数学を教えてもらうために狸田家に来た。

僕「おじゃましまーす」

友一「入って入ってー」

 促されるまま、友一の部屋に直行。

 友一の部屋には写真が飾ってあり、とてもキレイに整頓されている。

友一「オイラがぜーんぶ撮ったんだ!」

 と、自分の一眼レフカメラを自慢するように持つ。

友一「えっと、数学のどこが分かんない?」

僕「ここ」

 と、分からない問題を指差した。


 いつの間にか時が過ぎ、日が夕焼けになった頃……、

僕「はぁ、終わったぁぁ!」

 宿題から目を話すと、瞬く間に友一が飛び付いてきた。

僕「ええっ!?えっ!えっ……?」

 と後ろへ倒れてしまった。そして見つめ合い。

 このシチュエーション…。どっかで見た…?

友一「あのさ、この間純一先輩が言ってたときからなんだけどオイラも源田の事が好きなんだ。だから、この気持ち受け止めて欲しい」

僕「うん」


友一「今日はありがとう」

僕「数学ありがとう」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る