第10話 希望

10  希望


 岩山の上で、数時間の間誰も何も言わなかった。

 けれど、太陽が一番高い場所に来た時オオタカが堰を切ったようにしゃべり始めた。


「あのチビ。なんて馬鹿なんだ。ヒタキ、あいつはどうしてまだ子どものくせして危険な事ばっかりするんだ。だいたい、あの鳥はなんなんだ。なんでヒタキをのせて飛んじまうんだ。いくら餌を与えたって、自分に比べてあんなにちっぽけな人間を乗せるなんて!一体あいつらはどこへ行っちまったんだ。いつになったら帰ってくるんだ!そもそも、帰ってこなかったらどうする?」

 ハヤブサとシギは目を合わせて、笑った。

「オオタカは本当に心配なんだね」


 きっと目を吊り上げてオオタカが言う。

「おまえは心配じゃねぇのか?あんなその場その場で、思いつきで行動するやつらなんだぞ。なにが起こるかわからねぇじゃねぇか!」

 シギがゆっくりと目を閉じて

「ヒタキは考えて行動はしない。しかし、本能が言うように動くのかも知れぬ。そしてそれは、真に求められる事なのかもしれない。今は待つことしかできぬな、仕方がないが」


 ハヤブサが笑った。

「そう、あの娘はそういう子だね。そして神様に守られている気がする。きっと無事に帰ってくるに違いないよ。今のわたし達には、待つことしかできないみたいだしね。それよりアジサシが心配だよ」


 二人の笑顔を見ながらオオタカは、イライラしながら小石を蹴った。

「しらねぇぞ!本当に何かあったって!ああ、むかつくぜ!」

 そのオオタカの横顔を見ながらシギがうなずいた。

「そんなに心配していただいて、光栄ですな」

「心配だって?心配じゃねぇ!心配なんてしてねぇよ、馬鹿だからいらいらするだけだ!」

 ハヤブサが声を上げて笑った。

「こんなやつなんです。いいやつでしょ?」

「本当に」

 オオタカの顔が赤くなった。

「何二人でわかったようなこと言ってんだ!うう~~、じっとしてられねぇ!」


 ふとハヤブサが声をあげた。

「あれは?ここから飛び立った鳥でしょうか?」

 見上げたオオタカとシギの目の先に、空の中小さな点がぐんぐん大きくなるのが映った。

そしてそれは、見る間に大きな鳥になっていった。

「先ほどの鳥にはなかったようだが、頭に羽をつけている」

 シギが眩しそうに手をかざした。

「いいえ、さっきの鳥に間違いはありません。しかし、ヒタキもアジサシも乗せてはいませんね」

 いまいましそうにオオタカが叫んだ。

「あのやろう!どこにつれていっちまったんだ!」

 銀色の翼を羽ばたかせて、岩山の頂上を旋回してゆっくり近づいてきた。

 岩山の中央に降り立つと、こちらを見てギィ~と鳴いた。

 そして、頭を下げるともう一度大きな翼を広げて羽ばたいて宙に浮いた。

 また、ゆっくりと降り立つ。


「どうやら、わたし達に来いと言っているようですね」

 ハヤブサがすでに鳥に向かって歩き出していた。

「うむ」

 シギも後に続く。

「なんだよ!どうしてそんな事がわかる?大丈夫なのかよ!」

 そう言いながらオオタカも岩を蹴飛ばしながら、中央に向かった。


 三人が近づくと、大きな首元を岩にこすりつけるように頭を下げた。

「乗れと言ってますね」

 ハヤブサの言葉にうなづくシギとオオタカ。

 ふわりと柔らかい羽毛の中に埋もれるように乗ってしがみついた。

 即座に飛び上がった鳥は、ぐんぐんと上昇して、岩山は見る間に小さくなっていった。

「なんて力強いんだろう」

 ハヤブサは、地上を眺めた。村全体が目に映る。

そして長い間、掻き分けて進んだストローグラスの平原が映る。

その先に小さく見えたのは、なつかしい母国。

たくさんの民が自分の帰りを待っている。今は無き父と母の眠る国。わたしは、やはりこの国を救いたい。そして、皆が笑顔で暮らせる国にしたい。どんな事があっても。


 鳥は、北に進路を向けるとあたりはストローグラス一色の世界に変わった。果てしなく続く黄緑色とこげ茶色の地平線。少し行くとその先に、ヒタキの村の岩山に似た山が見てきた。

鳥はまっすぐにその頂上に降り立つ。

「ヒタキ!アジサシ!」

 ハヤブサは飛び降りた。頂上に見たことのない人々がたくさんいる。ヒタキたちとはまた少し違った民族なのだろうか。顔つきも肌の色も違う。

「どこへ連れて行くんだ!」

 ヒタキとアジサシは何人かの人に抱えられて連れて行かれるところだった。

 小柄で浅黒い男達は、黙って二人を抱えて歩いていく。


「どうしちまったんだ、あの元気娘が!」

 オオタカが走った。

 そのヒタキとアジサシを抱えた人ごみの前に飛び出して、行く手をふさいだ。ハヤブサが背後から両手を広げて立った。

 小柄な灰色の髪をした男達は毛布にくるまれた二人の身体を黙ったまま、ゆっくり岩の上に置いた。

「ヒタキ!アジサシ!」

 シギが大きな声で二人に声をかけながら肩を掴むと、その感覚に驚いた。

「冷たい」

 シギの胸が脈打つ。死んでしまったのか?

 同時に身体に触れる、ハヤブサとオオタカも無言になった。

 ヒタキは暗闇にともった希望の光のような存在だった。その希望がなくなってしまったら、どうしたらいいのだろう。自分は何をすればよいのか?

「おい!息はあるぞ、まだ死んでいない!」

 身体をさすっていたオオタカの大声。


 その時、三人の背後からそよ風のようだが、きっぱりとした声が聞こえた。

「体温を奪われて仮死状態になっているだけですから、今から手当てをします。急ぐので行かせてあげて下さい」

 その声と同時に男たちがヒタキとアジサシを持ち上げて歩き出した。

岩と岩の間にぽっかりと穴が開いていて石で作られた階段が暗闇に伸びている。そこに抱えて降りていく。暗闇の中へヒタキとアジサシの身体は消えていった。

 ハヤブサが振り向くと、金色の髪をなびかせて背の高い女性が立っていた。

先ほどの男たちとは種族が違うように見える。というよりハヤブサの国の者?いや、会ったことがある。

「大丈夫ですよ。冷たい上空の風にさらされて、体温を失ってしまったのでしょう。ゆっくりと暖めてゆけば、すぐに目覚めるでしょうから」

 時折、一筋の氷のような冷たい風が通り過ぎる。

 岩山の頂上では、先ほどの男たちと似た人々がせわしなく動いていた。

ヒタキの村の民とどこか似ているが、髪と瞳の色が灰色だった。驚くことに、頂上の中央付近に大きな身体の雛がピチピチ声を上げ口を開けていた。


「なんだよ、こいつら。三羽もいるぜ!」

 オオタカの目の前に、ヒタキがピィと名づけた鳥の時と同じような雛が三羽もいた。男たちはその雛に餌を与えていた。ひっきりなしに餌をねだる雛にせっせと果実や芋を与えている。

「オレらなんか、ヒタキが一人でやってたぜ!これだけ大勢いれば、楽だな」

 ハヤブサがうなずきながら、優しそうに微笑んでいる女性に声をかけた。

「彼らは、雛の世話をしているのですね」

 揺れる花のように笑い、

「そうです。この卵がどうしたら孵化するのかずっと待ち続けてまいりました。先ほどの方たちが飛んできた時に、あの鳥の一声で突然卵が割れ始めたのです。待っていたその時が訪れた嬉しさはひとしおのようですよ。皆喜んで世話をしていますから」

 それまで背中でじっと会話を聞いていたシギが、その女性の顔を覗き込んだ。

そして震えながら手に触れた。

「生きていたのか!」

 泣いた。

頑強な男の顔がくしゃくしゃになり涙が頬を伝って髭の先から落ちた。

「イソシギ?」

 女性は顔を空に向けて、首をかしげた。


「そうだ、イソシギだ。オオルリ」

「ああ、ああ、あなたなの?」

 女性はシギの顔に手を当て、涙を流した。けれどその目は空を見ていた。

「オオルリ!そなた目が見えないのか?」

 オオルリは何度も何度もうなずいて涙をこぼした。

「イソシギ、あなたの顔をもう一度見たかった。でも、あなたに会える日を夢見て今まで生きてまいりました。あなたに会えた、それだけで神に感謝します。暗闇の中待ち続けて良かった」

 シギの妻だったオオルリ、年月は過ぎたけれどりんとした物腰は昔のままだった。そして、優しさに溢れる瞳、笑顔。

 シギの頭の中で、辛い過去が巡った。

あの時、シギと別れてどんな辛い歳月が流れてきたのだろう。そんな事を考えると、この身を切り刻まれるように辛い。

 けれど、生きていてくれた。それだけで何もかもが、喜びに変わる。

温かい手に触れて優しい声を聞くだけで、もう何もいらない。それだけでいい。

 シギは、オオルリの身体をきつく抱きしめた。生きている事を確かめるように。


「もしかして、あの娘はヒタキ?」

 オオルリが見えない目をシギに向けた。

「そうだ、そうだとも。オオルリ、そなたの娘だ」

「ああ、神様。あの時小さい赤ん坊だったヒタキが。生きていてくれさえすれば良いと案じていたヒタキが」

 オオルリはシギの手を取って、ハヤブサとオオタカに顔を向けた。

「あなた達が協力して、あのこを助けてくれたのですね。あの娘は最後に消え入るようにあなた方の名前を呼んでいました」

 ハヤブサとオオタカはうなずいた。

 空には真っ白な雲が流れ、その雲の中を泳いでいるような錯覚を覚える。

 岩山はところどころ亀裂が入り、ストローグラスが天に向かって剣を向けている。昔、きっとこの島は海に浮かぶ楽園だったに違いない。

今、地上はグラスの薄茶色の世界が広がっている、どこまでもどこまでも。標高の高い場所なのだろう、空気が薄く感じられた。



 三人は、オオルリに連れられて先ほどヒタキとアジサシが抱えられて消えた穴に入っていった。

「そなた、見えているように歩いてゆくのだなぁ」

 シギがオオルリの腕を掴んでいた。

「わたしは、あなたと別れてからもうずっとこの島にいるのですもの。一人でどこでも行けます。心配性なところは変わってないのですね」

 オオルリは話し始めた。

ストローグラスが地底の硬い岩盤をつきやぶり切り裂き、海の水が流れ込んだその時。その中に放り出された時の事を。

 シギの名を呼びヒタキの身を案じ、息ができないままこの世を去るのかと思ったその時、この島の人々に救われたという。

 オオルリは流されて、ストローグラスに引っかかりもう少しで地に飲み込まれるところだった。

 濁流にもまれ、瞳を傷つけ目が見えなくなっていた。

 この島について間もなく、オオルリは島民が歌う歌を聞いた。

それはイソシギが教えてくれた歌だった。イソシギが向かっていた村なのではないかと必死になって捜したが、ここはイソシギの生まれた村ではなく、遠い残された島だと語られた。

 この島には言い伝えがあって、岩山の頂上にある鳥の巣の中の三つの卵を守ること。それは、触ってみると化石に近かった。けれど島の人々は、かたくなに言い伝えを守って生きていた。

 この卵が孵化するときが来ると。



「なんだここは!」

 オオタカが声を上げた。

 頂上から暗い大きな穴を降りてくると、巨大な洞窟のような場所に着いた。そこはとても広い場所で、高い天井に岩が続いていて、その天井の岩は少し先に行くとぽっかりと大きな穴が開き太陽の光を落としている。まるで大地が口を開けたような穴だった。

 そこには日の光を浴びて木々が生い茂り、小さな畑まである。周囲には家が立ち並び、人々が何事も無かったように生活をしている。

 火をたいて調理をする者、畑の世話をする者、普通に暮らす風景。

「ここが今わたしが住んでいる村です。村の人が良くしてくれるので、とても幸せに暮らしています」

 オオルリの言葉にシギがうなずいて目に手を当てた。

「森があって泉も湧いている。ここにはストローグラスが生えていない。犯されていない楽園なのか」

 シギの目に光る物を見て、自分の事のように感じられてハヤブサは唇を噛んだ。


 オオルリは優しく微笑んで、首をかしげた。まるで目が見えているように。

「楽園と言えば楽園ですが、ここは昔は海に浮かぶ島だったそうです。世界中がストローグラスに引き裂かれた時、海は消滅しこの岩山だけが残った。この洞窟は神の住む場所として島民が使っていたところだそうです。生き残った人々はここに住む事を許される代わりに、言い伝えを思い出した」

 オオルリが大きな家に三人を連れて行くと、火が焚かれておりヒタキとアジサシの身体をお湯で絞った布で温めている人たちがいた。

「ヒタキ!」

 シギが駆け寄って身体に触れてみると、温かかった。



 ストローグラスは揺れ続く


 その身はどこ行くどこに着く


 天をもかくし地をかくし


 なにを守り抜くのやら


 ストローグラスは揺れ続く


 人々が歌っている歌がどこからともなく聞こえてきた。優しい歌声はヒタキとアジサシに届いたようにも思われた。

 ヒタキがゆっくり目を開けて、周りを見回す。隣に横になっていたアジサシも気がつき飛び起きて叫んだ。

「ヒタキ!待ってて僕も連れて行って!」

 それを見てオオタカが、愉快そうに大きな声で笑った。

「アジサシ、おまえの横にいるのは誰だい?見えねぇのかよ、大切な大切なヒタキちゃんじゃねぇのかな?」

 アジサシがヒタキの姿を見つけて赤くなった。


「オオタカ!意地悪を言うもんじゃないよ」

 ハヤブサが二人に駆け寄った。

「大丈夫かい?気分はどう?寒くないかい?」

 ヒタキはここがどこなのか、どうしてここにいるのかわからないように首をかしげた。

「あたし、ピィが鳴いて卵が割れて雛が顔をだしたのを見たんだ。あれ、夢だったのかな?」

 ハヤブサが優しく首を振り、今までのことを話した。

「大丈夫だよ、この村の人たちが雛のことは面倒を見てくれているからね。ピィの時みたいにヒタキ一人で餌をやる事はないんだよ」

 ヒタキがまだ夢の中にいるような表情で、あたりを見回して動かなくなった。

「あの人」

 シギの隣に立っている女の人は誰だろう?いつもいつも、夢に出てきた人に似ている。

 顔を見たことはないけれど、どうしてだかあの人がその人だってわかる。

 あたしを置いていってしまう。いくら叫んでも振り向いてもらえない。胸のどこかが締め付けられるように痛い。そう、あの人だ。まっすぐにこちらを見ているけれど、あたしの事を見ているのだろうか。

「とうさん!」

 シギがその人の手を引いてこちらに歩いてきた。ヒタキの唇がかすかに動いた。

「かあさん?」

 シギがうなずく。

 ヒタキは気がつくと駆け出していた。そして飛びついた。

「かあさんなの?かあさん?あたしヒタキだよ、わかる?ヒタキだよ!」

 オオルリがヒタキを抱き寄せて、頬を寄せた。

「こんなに大きくなったなんて。腕に収まるくらいに小さい赤ちゃんだったのに。ヒタキ、ああ、あなたに会えることを夢見て生きてきたのよ」

 オオルリはきつく抱きしめて、涙を流した。

ヒタキは恥ずかしげもなくまるで子どものように、大きな声で泣いた。

 シギが二人を柔らかく大きな腕で覆った。



「感動のご対面ってやつだな!アジサシ、残念だったな、おまえの順番は後みたいだぜ!」

 ヒタキの様子を見ていて、涙を浮かべているアジサシに向かってオオタカが言う。

「ははは、オオタカ。うらやましいからってアジサシに意地悪をするのは良くないよ!オオタカも泣いてるじゃないか?」

 ハヤブサが笑う。

「オレは、こんなことで泣いたりしねぇよ!アジサシがかわいそうに思っただけだ」

 オオタカに向かってアジサシが

「自分だって泣いてるくせに、僕のことなんか言うな!ヒタキはかあさんの顔も知らないまま生きてきたんだから!本当に良かったんだから、ケチつけるなよ!」



 その晩、ヒタキは家族でゆっくり話す事ができた。

 小さいけれど、家は渇いた空気と温かい火が心地よかった。

 その広い岩の洞窟の先には、シギが村の岩山の底で見たどこまでも続く海が広がっていた。

 あの時と同じように海の上を覆っているのはストローグラスの根と枯れた葉だった。太陽の光が水面を照らし、明るく穏やかで小さな漣が起きていた。

 そこに小さな舟をだし、島民は漁をして魚を取っていた。シギが子どもの頃に食べた事のある魚がたくさん取れていた。

「この魚、おいしいね。かあさん」

 村では食べた事のない魚を頬張って、ヒタキはオオルリの傍から離れようとしなかった。

 オオルリも愛しむようなまなざしを向けて、微笑んでいた。

「そう、とうさんは若い頃の事、なんにも話してくれなかったのね。おしゃべりはあまり得意じゃなかったものね」

 嬉しそうにオオルリは、シギとの出会いや繁栄していた頃の話をたくさんヒタキにしてくれた。

 楽しくて時間が過ぎるのを忘れてしまいそうになっていた頃。

 ドアを叩く音が聞こえた。


 オオタカだった。

「ヒタキよぅ~、わりぃけどおふくろさん、少しだけ貸してもらえねぇか?こっちにも、話したい奴がいるんでねぇ。ま、本人はそんな事言えねぇだろうからな、気の利くオレ様が来てやったってわけだ」

 目を合わせないオオタカに向かってヒタキが大きな声で笑った。

「ハヤブサの事でしょ?オオタカってめっちゃくちゃ優しいんだね。意外だよね」

「おまえなぁ~、ハヤブサだけじゃねぇぜ。アジサシだっておまえと話したくて話したくてうずうずしてるに決まってるだろうが!オレはそういうのが、イライラするだけだぜ!」

 笑いながらヒタキは、うなずいてオオルリに声をかけると外に出た。

ハヤブサたちのいる家に向かうとハヤブサをオオルリの元に行くように言って、自分はアジサシの隣に座った。

「ごめんね、あたしのせいでアジサシまで危険な目にあわせちゃったね」


 その晩、昔の話に胸を熱くする者たちがいつまでもいつまでも語っていた。

 今は亡き父と母の記憶、楽しかった若い頃、愛しい人たちの思い出、忘れたくない事ばかりで溢れかえった一夜だった。

 皆、ここが普通の生活のできる唯一の残された場所に思えていた。ストローグラスから忘れられた空間。

 けれど、もうすぐそれが危機を迎えるのを誰も知らなかった。


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