よし、とりあえず女装しようぜ!!
影狼
第1話 とりあえず・・・(笑)
「よし!とりあえず女装すんぞ!!」
「なにが『とりあえず女装』なんだよ!!?」
謎の空間の中、髪の長い狼男と・・・髪の短い狼男がいた。
「おい、狼のくそ師匠(髪の長い狼男)と俺を同じ扱いすんなよ?たとえ作者であろうがこのお話を読んでる人であろうが許さん。」
「ウルフ君♪が怖いよ?ほら?いないいないばーって・・・」
「笑えるかぼけ!俺を幼稚園児扱いするな!!」
「え?メンタル年齢幼稚園児じゃ?」
「っく・・・言い返せねぇ。」
※このお話は上の様にメタ発言や読者様に対するキャラの発言があります心をひろーーーーーーーーーーーーーーーーーくして読んでください<m(__)m>
「ほらぁ、こんなにカワイイメイド服を・・・」
「絶対着ないぞ!」
「フローラ(ウルフの思い人)が用意したのに?」
「いらない説明すんじゃねぇ!!けど・・・う・・・」
「ほら、フローラおば・・・お姉さん?ウルフ君に一言!!」
「今、私の事おばさんって言おうとしたでしょ?・・・はぁ、まぁいいわ。」
いつの間にかウルフの後ろにいた美しい髪の長い少女はウルフに上目づかいを発動した。
「うるふぅ、これきて?」
「う・・・」
「おねがい?」
「・・・・」
ウルフには効果抜群だ!
「わ、わかった。」
っふ、チョロい
ウルフは数分後絶望するだろう、この話は絶望する5分前の話し。
「これでいいかよ・・・」
メイド服を着たウルフはまるで本物の女の子の様だった。
「ウルフ君、もう男やめて女になりなよ。儲かるよ?」
「なんでだよ!?」
「ウルフ、私。男のあなたも女のあなたもどっちも愛せるわ!」
「フローラ・・・」
「だからとりましょ?」
フローラは大きなはさみを手にしてウルフを見る。
「何をだよ!?男の証ならとらねぇぞ!?!?!?」
「っち・・・」
「っち・・・」
「おい、今二人して舌打ちしたな!?」
「ならば、おーい夜桜!!」
「は?なんでいるの??」
ウルフは絶望の顔を見せる、そうこれからが地獄の始まりなのだ。
「獲物み~っけた。」
「ちょ、フローラ、狼・・・って」
回りにはもう誰もいなかった。
「女装に目覚めたの?うるふ?」
夜桜は不気味に微笑みながらウルフに近づいた。
「ち、ちがいますよ~?」
「似合ってるからいいじゃん。」
「何がですか?」
「儲かるよ?なんなら取っちゃう?」
「だから女装=儲かる・取るなんですか!?」
「大人しくしてな?取ってあげるから。」
「はっ?て・・・このドS!!」
夜桜はいつの間にか大きなはさみを持ちウルフを追いかけはじめた。
そう、これが異世界の日常であるのだった。
よし、とりあえず女装しようぜ!! 影狼 @yodukikagami
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