十二番番目の志士(第三部)15 真利子の妹の小雪と島田の息子新之助との結婚式も無事終り、2人はサウジに旅だつたのです、真利子は小雪が帰ってくる間だけ霞の女将として留守を守る事になったの


十二番番目の志士(第三部)15


真利子の妹の小雪と島田の息子新之助との結婚式も無事終り、2人はサウジに旅だつたのです、真利子は小雪が帰ってくる間だけ霞の女将として留守を守る事になったのです、しば、

らくしてパイプラインが完成して本格的に日本への石油供給がはじまり、新婚旅行から小雪が帰ってきて霞の女将に復帰したのです、それからは数ヶ月経ったある日、通産省に官邸、

からの呼び出しがあり出向くと、


幹事長、外務大臣、防衛庁長官、今井空将が待っており幹事長から、昨夜米国空軍長官から緊急の知らせがあり、イスラエル空軍基地を飛び立ったF104が行方不明となったと連絡が、

あつた、その事自体はわが国には関係ない事なんだが、そのF104は模擬の核弾頭投下訓練の為に離陸したのだそうだけれどその後の調査で本物の核弾頭を搭載している事が判明した、


何者かが装備リストに模擬弾と本物をすり替えたらしいのだ、懸命に捜索した結果サウジの北部に侵入したのが最後で行方は分からない、墜落したかどこかに不時着したと思われた、

のだが、今朝早くアビドラと言う組織からサウジ政府に今拘束されている4人と5000万ドルを払えと要求があり、48時間内にスイスの銀行に振込み、武装ヘリを用意しろ4人の内の、

一人は操縦ができると言う事だ、


もし要求に従わない場合はリヤドは壊滅すると言っているとの事だ、F104を操縦していたのは傭兵部隊の少佐でアメリカ人だそうだ、そのアビドラに雇われた可能性が高いとCIAは、

言っているそうだと言うので、どうしてイスラエルが核兵器をもっているのと聞くと、秘密裏にCIAが渡したらしく威力は広島型とほぼ同じでこれがリヤドに投下されれば町は壊滅、

し30万人が死亡すると米軍は言っている、


イスラエル空軍はサウジ領空には入れない、また、サウジ空軍、駐留米軍が迎撃できるが超低空を飛行した場合はレーダをかいくぐる可能性が高い、また傭兵の少佐は凄腕のパイロ、

ットだそうで、その男の腕ならリヤドに侵入可能だと言ったのです、米軍の要請は最新レーダを搭載した自衛隊のF104を貸してほしいと言う事なのだ、自衛隊のF104なら超低空でも、

探知可能であり用意に迎撃できる、


しかし撃墜するのは1000フイート以下でないといけないらしい、一旦1000フイート以上に上昇して起爆スイッチのロックを解除する仕組みになっているのでリヤドに達した時に1000、

フイート以上に上昇して投下しなければ爆発させる事はできないらしいのだ、機体を貸す事は問題ないのだが現役の自衛隊員を使うわけにはいかない、また日本に駐留している米軍、

は新しいレーダの操作は知らないので、


困っているのだよ、その話をしたら高杉さんはこの導入に当たって百里基地で何回か搭載されたF104に乗っていると言う事なので、サウジの司令官から日本から運んで来て、現地の、

パイロットに教えて欲しと言う依頼なので来てもらったわけですと幹事長が言ったのです、総理が高杉さんは通産大臣なのでもし現地にいる事がわかっても今回の石油プロジエクト、

の視察に行った事にできる、


勿論行く事は秘密だがもしマスコミに漏れたばあいの事だよと言い、今井が百里基地のF104を米軍厚木基地に移送して日の丸と機体番号を米軍機に改装しています、この戦闘機、

があれば、偵察して敵を見つけて僚機に位置をしらせれば用意に撃墜できると思いますが、教えている時間はないでしょうと言うと、幹事長が高杉さんは運ぶだけにしないとま、

ずいですよと言うので、


もしもの事があれば石油基地視察中に過激派に襲われた事にしてください、リヤドには日本企業の支店が数多くあり、邦人も沢山います、また砂漠で核爆発すれば放射能で汚染され、

石油の搬出ができなくなります、サウジの石油がストップすれば世界は大恐慌に陥ります、なんとして1000フイート以下で撃墜する必要があります、核弾頭のプルトニュームの容器、

はフライトボックスと、


同じで1000フイートから落下しても壊れて外に拡散する事はありません、引き受けるしかないでしょうと言ったのです、時間がありませんヘリを用意してください、これから厚木に、

行きサウジに向かいます、マッハ走行すれば4時間でつけます、空中給油が一回必要です、その手配はと今井空将に聞くと、手配はできていますと答えたのです、今井が私がいけれ、

ばいいのですがというので、


君は自衛隊員だからまずいだろうと言ったのです、これは米軍のミッションで日本政府は係わりない事にしなければならないと総理が言い、高杉さんには申し訳ないがなにとぞ宜し、

くお願いしたいと総理が頭を下げたのです、総理官邸の屋上から今井とヘリに乗り厚木基地にむかったのです、厚木に着き司令官室に行くと高杉閣下今回はお世話になりますサウジ、

までは2機が護衛しますというので、


お願いします、今井君はここに待機して政府との連絡係りをやってくれと頼み米軍のパイロット服とヘルメットを借りて、改装済みの機体番号2445に乗り込んだのです、エンジン、

をかけると、管制塔から2445機A1滑走路からの離陸を許可すると言うので、了解A1滑走路より離陸しますと返事して、滑走路に入りスロットルを目一杯開いてエレベータを引き、

離陸したのです、


後2機が離陸して編隊を組み西へ向かったのです、ヘンダーソン大尉とマッケンリー中尉がお供しますと言うので、了解よろしくと言いヘンダーソンがマッハ走行に入りますと言う、

ので了解と返事してターボエンジンのスイッチを入れると加速してパア~ンと音がして音速の壁を破ってマッハ走行に入ったのです、後2時間で空中給油の領空に到達しますと言う、

ので了解と返事したのです、


中国の領空の傍に達するとレーダに反応があり、どうやら上海の空軍基地からスクランブルをかけたみたいなので、今中国空軍機が2機離陸したがこちらがマッハ走行なので接触で、

きないでしょうと言うと、ヘンダーソンが凄い性能のレーダですね私の機には反応ありません、その性能なら簡単に相手を撃墜できますよと言ったのです、暫くするとそろそろ、

空中給油領空ですと言うので、


マッハ走行から通常飛行に移ったのです、前方に空中給油機が見えたのでスピードを同じにして給油口を開きドッキングさせたのです、燃料タンクが満タンになったのでスピードを、

緩めてハイプをはずし給油口を閉じたのです、後の二機が同じく給油して一路サウジのリヤドに向ったのです、マッケンリーが見事なドッキングでしたと言うので、ありがとうと、

返事したのです、


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