第8話
換金制度の穴…それは年齢によって1年間に換金出来る金額が決められている事だ。
未成年と成人でかなりの差がある。
瑠也達はバリバリの未成年である。
未成年は1年間いったいいくら換金する事が出来るのか?
答えは50万円。瑠也達の借金を返済するには少し年数が足りない事になる。
「そこで未成年のあなた達でもそれ以上に稼ぎが出来るようにするっていうのがDVP学園の方針なんです。」
先生がそう言うと生徒がざわざわし出す。
入学案内にも書いていなかったので、どんな事をやるのかみんな知らない為のざわざわである。
「その方法をホワイトボートに書いていくから大事な所はメモするように!」
先生がスラスラと書いていく。
これから瑠也達が行う事は、一応未成年でもやれるビジネスという事らしい。
内容はゲーム攻略サイトの作成と動画閲覧で稼ぎましょかという感じになっている。
動画閲覧でのってのは、某有名動画配信サイトで動画配信と動画に広告商材編集で入れる事で、有名になれば億万長者も夢じゃない職業を真似ている。
ゲーム攻略サイト作成とは、DVP学園が運営するサイトでホームページやブログなどを作成し、見てもらえた回数によってDVP学園から報酬が出ますという内容だった。
「ゲーム攻略サイトは、ゲーム内アイテムを売る場所にあってるから一石二鳥になる訳よ。」
動画もそのサイトの中で見てもらう事になるで、有名になればなるほどDVP学園の生徒に対する支払いは増えるが、DVP学園運営のサイトな為利益は両方に入る事になる
まさかにWINWINな関係なのである。
ちなみに動画は10再生で1円、サイト閲覧数100で1円という感じになっている。
「さあ、その誰でも作れるホームページ&ブログを見ながらサイトを作ってくれ。
今日はサイトを作ったものから、寮に帰っていいよ。
あ、ちなみに換金レートは10ゼニーで1円だから把握しておくように!」
瑠也達はゲームやる為、寮に帰る為にサイトを作成していく。
瑠也、そして良一は作成に時間がかかり昼前までかかってしまった。1番最後である。
「やっと終わったみたいね。
これで先生も帰れる!瑠也君に良一君また明日!」
「あ!先生ちょっと待って下さい!」
瑠也が帰ろうとしている先生を呼び止める。
先生は面倒くさそうな顔になっている。
「先生は早く帰ってフロファンやらないといけないから用事は素早く簡単に言って下さい。」
それでも教師か!と言いたくなる事を必死に我慢する。
「フロファンの事で先生に相談した事がありましていいでしょうか?」
「フロファンの事で相談!?
そういう相談ならいつでもいいですよ!」
少し興奮気味の先生と瑠也と良一は、瑠也の相談の為職員室へと向かう。
そして、瑠也はこの時まだ気づいていなかったのだ。この相談内容がどれだけの価値になるのかを…。
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