第4話


 草原の探索を始める。

 チュートリアルの2を達成するには装備を探さないといけない。多分宝箱とかがあるんだろうな。

 しばらく探索していると…


「これがフロファンの宝箱か!結構派手だな〜」


 宝箱を開けると剣と盾が入っていた。

 剣と盾は手に取ると消えた。多分アイテムバックに入っていったんだろう。


「宝箱開けても消えないんだな?」


 ここで不思議に思った。剣と盾は手に取ったら消えた。宝箱は消えない…って事はこの宝箱もしかして…


 ♯始まりの宝箱を手に入れました。


「おお!めっちゃでかい音なったな。」


 瑠也はかなりびっくりしてたみたいだが、その後は何も起きなかった為チュートリアルを進める事にした。


 メニューを開き、装備のバーを押し剣と盾を装備する。

 装備すると…剣は腰に、盾は左手に現れた。


「急に現れるんだな。この辺は流石ゲーム仕様だな。」


 しかし、この重量感は本物に近い感じがするな。

 重さを確認したり、剣を振ったりすると…


 ♯30秒後にモンスターが現れます。ご武運を。


 モンスターか…。

 まあ、最初のモンスターだからゴブリンかスライムだろうな。

 30秒経ちモンスターが現れる。


「はは、両方でしたか…。」


 何か合図があるだろうと思い待っているとスライムが攻撃してきた。

 ちょっ!これ避けきれない!


「痛っ!ダメージはそんなないけど痛みはあるんだな。」


 さあ、初バトルなわけだが…やるか!

 チュートリアル仕様なのだろう。ゴブリンもスライムも一撃で倒す事が出来た。


「ふう、この感覚は慣れだな…」


 血とかは出ていないのだが、リアルな事が原因だろうな。結構罪悪感があるな。


 ♯チュートリアル完了しました。報酬をメニューから確認してください。

 メニューを開き、びっくりマークが出てるとこをタッチする。


 チュートリアル報酬

 ガチャチケット×5 10000ゼニー

 シークレットクエストクリア報酬

 SPガチャチケット×3


「ん?シークレットクエスト?んなもんあったか?」


 詳細は…ないみたいだな。しょうがないログアウトした後にネットで調べてみるか。


 チュートリアル完了でまた場所が変わっていく。


 〜始まりの街〜


「ふう〜結構疲れたな。早速ログアウトするか。」


 ログアウトはセーフティエリアで可能になる。

 街とかに入ると大体出来るという認識でいいが、宿屋などでログアウトするとHPが回復したり様々な特典ある。


 瑠也フロファン1日目が終了した。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る