第5話


 瑠也がログアウトすると、時計は夜の7時指していた。


「うわ!ゲームを始めたのが12時だったから…

 6時間以上やっていたのか!おそるべきフロファン!」


 色々設定して、チュートリアルの色々やったし、まあ6時間以上はやったんだろと思いつつ良一に連絡をする。

 多分まだフロファンやってるだろうから、メールで送っておく。

 内容はチュートリアルで件だ。


「って腹へったな。スマホで調べながら食堂で食うか!」


 ゲームをやるのが目的の学園…勿論食堂は24時間営業である。

 夜中に小腹がすいた時や、朝早く起きたとしても24時間営業なのでいつでも食べる事が出来る。

 勿論、料金は借金に追加される為考えて利用する必要がある。


 食堂に着くとエプロンきたおねえさんが1人いた。


「いらっしゃい!

 この時間にくるとは思ってなかったね〜。みんな夜中くらい思ってたからね。

 さあ、何食べるんだい?」


 メニューを見てぱっと決めてしまおう。

 結構沢山メニューがあるから迷うが…ここ俺の好物でいっとこう!


「オムライスとサラダお願いします!」


 食堂のおねえさんは気合をいれて作り始めた。

 それにしても、みんなフロファンにはまりすぎだろ!この時間に誰1人もいないとは…。


 オムライスが出来るまでフロファンについて軽く調べる。

 検索ワードは…“フロファン 攻略“で大丈夫だろ。

 …まだフロファンサービス開始から約7時間だがサイト数多すぎじゃね?

 どのサイトを見ようと思っていたらオムライスが完成したようだ。


「オムライスできたよ!しっかりお食べ。」


 おねえさんからオムライスを受け取り食べる。

 おお!なんて美味さだ!


「おねえさん!このオムライス美味すぎです!」


 おねえさんはそりゃあよかったと満足げに腕を組んでいた。


 オムライスとサラダを食べ、おねえさんにお礼を言ってから部屋に戻る。


 部屋に戻ると、サイトの確認だ。

 大手企業の攻略サイトをいくつか確認していく。しかし、チュートリアルの事は書いてあるのだがチュートリアルのシークレットクエストについては何も書いてなかった。

 更にフロファンの掲示板とかも確認したが、それらしい情報はなかった。


 調べる途中でスマホとVR本体を連携させると、ゲームをやってる時でもスマホにある何個かの機能が使えると書いてあった為その設定行っておく。


「おっと、もうこんな時間か…。

 明日遅刻するのはいけないから早めに休んでおくか。」


 という事がで瑠也の長い1日目が終了したのであった。

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