第2話

今日は木曜日。牛乳ダイエットシティの祝日だ。京符はマンションで牛乳を飲んでいる。京符はTVコマーシャルの論説を執筆していた。梟型人工知能「既都」君が喋り出した。「ボウガンは丁寧に磨くんだよ」。京符は既都君を撫で撫でした。

(伊里)はどうしてるかな?ぼんやり京符が想う。その時マンションに異変が起きた。前からマンションの壁には半紙が貼り付けて有ったが、其処に赤い筆が独りでに走り出した。実はこの現象、弥生時代の呪術から成る文様だった。

京符は部屋でびっくり。部屋の中にも赤い筆が登って来て文様を刻み出した。その赤を集めて伊里が真っ赤なまま現れた。「久しぶり」。伊里が言った。

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